骨折6日目 食事

夕食時に母のところに着いた。
もうダイニングテーブルについていた母が、部屋に行くと言い出した。
でもごはんをたべてからねとなだめて、私は母の部屋へ。
やっぱり介助しようかと再びテーブルに行くと、
眠っている。

ご飯を食べ始めて3さじで、もういらないという。
おすましに、ご飯を混ぜて、食べ易くし、煮魚も細かくして
スプーンにのせたらなんとかもう少しだけ口にしたが、
やはり眠くて、いらないと怒る。
お茶でごまかし、また私が箸でおかずを口に入れると
食べてくれたのでそれで半分ちょっとは食べることができた。

それにしてもこのメニューいいのかなて、ちょっと前までは見なかったことにしようって
言う気があったのだが、実際にみると疑問もでてくる。

先日も焼き魚にししとうの小さいのが4個ついていた。
わたしでさえ、食べると辛くてたいへん。ほんのちょっとぴりっというわけではない。
だいこんおろしも付いていたから、それと混ぜて、刺激もやわらぐかもしれないが
認知障害のある老人が誰でも上手に食べられるわけではない。

この刺激が咽せの原因にもなりかねないと、思った。

今日の魚の煮付けについていたごぼうと人参も私たちにはやわらかいけれど、
スプーンでつぶれるやわらかさではなく、あわない入れ歯ではぜったいに
噛めない堅さだった。皆残してた。
だめじゃない。

アスパラガスとハムの炒め物は、小さくは切ってあるけれど、薄切りではなく、
堅さも普通だったから、母の口の中には残っていた。

もちろん、それぞれにあわせて、刻みや、ペーストにはしてあったけど、
その一つ前の段階の人にはかなり気をつけなくちゃいけないと思った。

ホールにはスタッフがふたり。
様子はみているものの、介助はない。
周りのお年寄りは、私が母に食べさせているのをじっと見ている。
四方八方から見られてほんとにまいった。

母の前のおじいさんも半分食べたか食べないか。
介助してあげたかった。

もっと食べないとおなかすいちゃうでしょ、って声をかけてたけど、
食べさせることはしない。もちろん今日だけそうだったのかも。

なんだかな。。。。

まだ自分で箸はもてて、食欲もそこそこで、でも全部ひとりで食べるには疲れてしまう
そういう段階のお年寄りにはやはり、介助は必要じゃないだろうか。

箸やスプーンがもてる、という基準はいらないよ、まったく。

声かけて楽しくご飯たべようよ。。。。

「食事介助専門員」、歌って笑っておしゃべりして、元気な人、そんな職種あってもいいね。

先日行った時もひとりの方が、歯があわないといつも訴えている。
歯をいれるのが辛いんだそうだ。

だから今夜も夕食を食べていない。

きっと歯医者さんにもみてもらってなんともないと言われたんだろう。

でも気になってしかたがないみたいだ。

私がにこっとしてその方見たら、「笑われた」と勘違いしてしまった。
ごめんなさい。
ほんと気をつけなくちゃ。。

急に毎日通うようになったら、またいろいろ目についちゃう。
でも病院にいるよりずっといいのは確か。

母は眠くて眠くてすぐに横になってしまった。
昼間ずっと起きていたらしい。

おやすみと、言って、また渋滞のなかを家に戻った。

仲間のユーリイカさんの日記を読んで、この言葉に感動しちゃった。
デイサービスの施設長がおっしゃったこと。
「今日のこの食事が、このお風呂が、もしかしたらこの方の最後の食事やお風呂になるかもしれません。その気持ちでお一人お一人に向き合ってください」

ほんとにね、日本全国の施設介護者に聞かせたい!

私もいつも思ってること、こどもと老人に明日はない、今日の一日をしっかり大事に過ごそうって。
でも、なかなか。。。ですが。
by ygracia | 2009-03-03 01:11 | 今日のお話


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