神経内科

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父がかかるまで神経内科など知りもしなかった。

今日は父の診察の日。
受付には私より少し年上に思われる女性がいた。
看護疲れでつらそうだから、先生に診察うけるように勧められたという。
よくわかる、ぜひ診察受けるべきよと心の中で思った。
カウンセリングできっと心が軽くなる。

父はとても好調。
おかしなところは多々ある。
「これ、お父さんがやったの?」と聞くと、
「だれかがやったんだ」
「あら、もう寝ちゃうの?」
「だれかが寝ろといったんだ」
てな調子。
朝の起き抜けはときどき、私のことを自分の妹と間違えているらしい。
ま、副社長とよばれるよりいい。
叔母と私はよく似ているし。

これ以外はほんとうに元気になった。
テレビも新聞も楽しみ、自分からチューブ体操をし、
孫娘と「大人のドリル」をみっちりやり、
ひとりでお風呂にはいり、さっさと寝る。
今日、先生が「よかったね」とおっしゃって、診察も2ヵ月後。
この間の具合の悪かったときはおそらくアリセプトがたまってきた副作用だろう
と思われる。
だから、しばらくお薬なし。
反応がすこし遅いのはパーキンソンの傾向。
でも目もしっかりし、血圧も安定。
父の場合はきっと精神力が大きいと思う。
持病がないんだから、自分で努力してがんばんないともったいないって
すこし、思い始めたのかもしれない。

神経内科の話に戻るが観察していると、診察室に入る前の患者さんは
一応に暗い。
そして、診察が終わって出てくると明るい顔になっている。
先生の力を本当に感じる。
どんなことでも聞いてくれるそんなホームドクターは必要だ。

父の場合くるみクリニックは近くはないのでホームドクターとまでは
行かないがいろいろ相談できて本当によかった。
母のことまで心配してくださる先生もすてきだ。
いい医師にであうこと、ほんとうに大事だと思う。

母はベットでのリハビリ、食事のときのリハビリ、
少しづつではあるが動き始まった。
以前の母ではない部分もすごく感じるが、それはそれでいい。
忘れた記憶は忘れて、新しく作り直せばいい、息子のいうとおりだ。
毎日、生年月日や家族、ネコの名前を練習する。
なぜか、ネコの大ボスのトラを「やまびこ」「やまなみ」と呼ぶ。
母は子供のころに軍用犬を育てていたのでもしかするとその名前かも。
人間の脳は本当に不思議だ。

雨の中、足をひきずりひきずり母の病院から帰ってくると、
「あれ、早いね、今ごはん食べ終わったとこだ」
と父がにっこり笑った。
元気でいてくれることに感謝。
by ygracia | 2004-11-19 00:35 | 今日のお話

老いた父と母と-いつまでもあなたがたの一人娘でいたい~


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