私にできること

Nさんとの出会いから、私の役割が少しづつ変った。

今日はふたりである方に会いに出かけた。
レビー介護家族である。

施設長がどこのだれからもわからない私たちに会ってくださった。
レビー小体型認知症の介護について、できるかぎりを話してみた。
経営と、雇用者と、入居者の要望とありとあらゆることに耳を貸し、
バランス良く、理想的な施設を作って行くのは容易なことではない。
でもいちおう聞いてくださった。
きっかけになればいい。

でも忘れてならないのは、「人間の尊厳」を大事にしなければいけないこと。

「介護」という仕事をまっとうさせることばかりに気を取られていると
「人間」を忘れてしまうのだ。

「人間」が「モノ」になってしまうのだ。

施設にはいると、そこに住む人々の顔が明るいか、笑えなくても顔色はどうか、
いろんなものが目に入って来る。
食堂やホールの空気は家庭を感じるかどうか。人間を感じるかどうか。

今日のホールは、残念ながら、暖かさに欠けて、サービスエリアの食堂のように、
見ず知らずの人間が集まっているような空気だった。

どの施設も決して、悪い状態にしたいわけではない。
ただあまりにも「介護」を知らないスタッフが多すぎる。
肉親の介護経験のあるヘルパーは自分のやり方を主張するし、
疲れた若い介護士は「人間」を忘れて、「モノ」としてみるようになる。

「ヒト」の命を預かる仕事であること、
認知症に限らず、お年寄りを理解し、「ヒト」を勉強して介護のプロになってほしい。

それにしてもレビーを知らない医師もまだまだ多い。
介護の方法を知らない介護士もまだまだいっぱいいる。

Nさん、ぼちぼちやりましょ。

家族を助けてくれる介護プロ、もっともっと勉強してほしい。
働く条件ももっともっと良くなればいい。

私にお声がかかって、ハイと言って、素直な気持ちで出かけられたのは
父の指示、母の意思、そんな気がした。



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by ygracia | 2009-04-15 00:40 | 今日のお話


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