静寂

安藤和津さんの「おむつをはいたママ」を読んだ。
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テレビではじめて安藤さんが介護していることを知って、さっそく本屋へ。
皮肉なことに母が具合がわるくなる前日に買った。
そして読み始めたのはついおととい。

涙が止まらなかった。
彼女の気持ちと、私の気持ちがいっしょになって、胸が痛くなった。
両手でうけとめる母のあたたかいう○ち。
よくわかる。
なんでもひとりでがんばろうとするひとりっこの気持ち。
決して、ひとりではないんだけれど、いつもわたししかいないって思う気持ち。
私ひとりじゃないとつくづく思った。
そして、介護に関する、社会状況のいろいろな矛盾点。
みな同じに思っているんだ。

ブログをはじめたものの、介護の日記を書いている人に出会わない。
ちょっとあるけど、違うかなって言う感じなのでそのまま。
楽天のブログを除いたら、ちゃんと「介護」のカテゴリーがあり、
たくさんのブログがあった。

わたしより、ずっとずっとすごい状況で在宅介護をしている人。
若いのに、子育てしながら介護している人、
たくさん、たくさんいた。
みなさん、壮絶なのに、落ち着いていてすごいと思った。

EXCITEのブログはどちらかというと幸せ系、趣味系なのかもしれない。
よく調べればよかったかな。
どうもカテゴリーの分類と、検索の整理がよくないような気がするんだけど。

母は昼間ぼけてしまい、点滴を無意識に抜いていたらしい。
本人はなにも覚えていない。
なんで点滴をするのかと聞いていた。
どうも便の状態がまだタール状のものがでるらしい。
それで胃の保護のための点滴は続けられている。
食事はあいかわらず、魚とおひたしと、だいこんおろしとおかゆ、果物。
なんかずっとこんな感じ。
糖尿もあるので仕方がない。
おいしいおすしをたべさせてやりたい、かにも。

今日も生年月日の練習。
あいかわらず、ネコのトラを「やまびこ」という。
理由をきくのを忘れた。
あなたの娘のなまえはときくと、「わからない」
じゃ、私だれ、ときくと「ゆみこ」

花が枯れたので、新しい花を買っていった。
そしたら匂いをかいですごく喜んだ。
花はほんとうに好きだ。よかった。

明日は香水を持っていってあげよう。

父はとても元気。
朝は自分で準備して食べてくれた。
夜はみなでおすし。
父はなかなか水分をとらないのでこのごろ、ストローつきカップで
のみものをだしていたので、今夜もお茶をそれで出したら、
「これじゃ、気分が出ないよ。せっかくおいしいもの食べてんのに」
というのであわてて、湯のみに変えた。

夫が私のふとっていることをどうにかしてくれと
「おとうさん、すこし、言ってやってくださいよ」
というと、
「離縁しかないな」
と父。
夫はだまってしまった。

父が元気になった。
ちょっと前がうそのようだ。
「レナードの朝」の映画が私の頭をよぎる。
いつまでなのだろう、誰も知らない。
by ygracia | 2004-11-20 21:19 | 今日のお話


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