遠くへ

「レナードの朝」はやってこなかった。
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父は朝、4時ころから何回も起きたり歩いたり。
ベットから声をかけると「きがえた、とりかえた、歯磨いた・・」
でもまだ起きるのには早いのでまちがった服のまま、寝せた。
大いびきをかいて、ときどき無呼吸になるようだが起こして、体勢をかえる。
7時に私がトイレにいくやいなや、起きて来る。
きっと、寝てはいないんだ。
耳がいいから、私のおきるのを待っているんだ。

服を着替えさせるのに30分。
昨日まで自分で準備していた朝食もだまってみていたら
何もしない。
「お父さん、パンは?」
「まだだ。」
それでも気がつかないので用意する。
その前に入れ歯を夜中に持ち出したのでどこかへ行ってしまい
探す。ベットの下にあった。
朝食をむさぼるように食べる。
すぐ、ベットへ。
私が何か言うと、「背中がいたい」「首がいたい」

12時に見に行くとおきて、ご飯を待っている。
「食べて寝てじゃよくないから、一周してきて」
「だれかがおいかけてくる」
「だれもおいかけない」
「足をしっかり大きくだして歩くのよ」
「・・・・・」
何を言っても返事はない。
私を見ない。
「私はだ~れ?」
「・・・・・・」
タイムラグがあって「・・・・ゆみこ」
ホッ。

無事に一周してきた。
お昼を食べて、ベット。
寝てばかりいるのになぜおなかはすくのだろう。
筋力も弱りでるものもでない。

今日はお通夜だ。
先月、右となりの奥さんがなくなり、先週左隣のご主人が亡くなった。
9月には従妹。先月は息子の友人のお父さんも亡くなった。
夏に親友のお父さんも亡くなった。

ふぁじぇせーる
スペイン語の亡くなるという言葉。
この響きがいちばん亡くなるっていうことにあっているような気がする・・
ふぁじぇしーだ、ふぁじぇしーど・・・・


母のところには、何時に行こう。
困ったな。
by ygracia | 2004-11-22 12:53 | 今日のお話

老いた父と母と-いつまでもあなたがたの一人娘でいたい~


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