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老いた父と母と-いつまでもあなたがたの一人娘でいたい~


by ygracia
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不思議でしかたない

人間は具合が悪くなったら、病院へ行き、薬を処方してもらって、
不具合の調整をして、ときどきその副作用にびっくりしたりもするけど、
まあまあ、調整されて元気にはなれる。

もちろん、私が以前かじった、マクロビでも不具合調整を薬に頼らず
食生活でがんばれるってことも知ってる。

そのほかにもいろんな民間療法や、昔からの漢方や体操や
いろんなことで、不具合は調整できる。

だけどレビー小体型認知症では、この薬が、一挙に廃人になるか、
死期を早めるか、もしくは、劇的に元気になれるか、でもそのあと廃人になってくか。。
ものすごーくデリケートな病気なんだと、みんな知ってるんだろうか。

それと、みんな忘れちゃうのは、その人間自身がもってる身体機能の力だ。
薬に関係する肝臓や、またおおもとの心臓や、肺や、、、脳機能は
コンピューターの不具合だけど、自然の力のほう、、

60才になって、体のそれぞれの機能がやっぱり使ってきたんだなあと
思う事が多くなったけれど、これが70や80やまして90になったら
どうなんだ。。

私は感情型人間で、頭はちっとも良くない(お勉強はできたぞ?)ので
じっくり観察人間だから、人と話していても機転が利かないし、回転も悪いから
なんだか説明できないけどね。。

レビーの板で、聞いた事ない薬がいっぱい使われてるんだと知ったら、
なんだかレビーの人がすごく可哀想で、悲しくて、辛くなってしまった。

何の為の薬なんだ。。

介護者を楽にするための薬なら、もっと本人に優しい薬を使うべきじゃないだろうか。

その薬がどこにどういうふうに作用するかも考えずに、
これを飲んだら、幻視が減ってきたみたい、とかおとなしくなったとか。。
そのあいだにからだもボロボロになっていく。。って考えないのだろうか。

幻視やせん妄が始まり、動きが活発になると、車に乗せてドライブに出るという
妻がいた。。
みんなそうやって、すこしでも穏やかになれる方法を探している。

もちろん現実は大変だとは知っている。

ぜ〜〜んぶ薬をストップして、体を休ませてあげる時だって必要なんじゃないか。
介護者がすこしがまんして。。

でも医者も医者だ。
みんな処方が違ってて、そういうもんだとはわかるけれど、
レビーこそ、医者自身が勉強すべきじゃないかな。
そして、患者さんに理解してもらって、いろいろ試してみるべきじゃないのかな。

安易に薬ださないでほしいな。。

アリセプト10mg投与で、完全に元気になっている人をその最期まで
記録したカルテがあるんだろうか?

そしていちばん許せないのは、悪化すれば「レビーはこういうもんですよ、仕方ないですよ」
と言われて、家族もそうなんだと思い込んでいて、そのまま、永遠の別れとなっていくこと。。

人生は自分のものだ。
レビーの家族を持ったなら、その人生もしっかりその家族のものだと主張しなくちゃ。
薬を飲むのも、止めるのも、質問するのも、自分の自由だ。

嫌な顔する医者がいるなら、医者失格じゃ。

ね、天国のお義父さん、そうだよね。
今いたら、いっしょに考えてもらえたのにと、つくづく思う。
私とすごく気があったから。。。。
by ygracia | 2011-06-12 17:40 | 気まぐれなお話