む・り・

痴呆症状の人間が何を考え、いつ正常でいつ、もやの中にいるのか
考えながら付き合うのは無茶苦茶疲れる。

今日は夫が予定外に早く帰宅。
ちょうど、父母の就寝前の一番忙しいときだったので、
父の行動の遅さ、母のボケに、イライラしっぱなし。
子供たちも食事が遅いのでさっき、ご飯かけたばかりでご飯もない。
ラーメンでいいといってもそうはいかないから、あせった。

父はお風呂に入ったものの、手桶にお湯をいれて、
タオルをひたし、じゃぶじゃぶして、なんだか、長い風呂なんだけど
結局洗っていないわけだ。
「洗ってないでしょ」
「知らん、ふふふふ」
「ボディシャンプーもシャンプーもあるじゃない」
「買ったならいってくれなきゃ、わからん」
「いつもおいてあるじゃない」
「ふふふふふ」
痴呆になってから、注意されると鼻で笑うようになった父。
今夜は私がせかすので歯のない口で大声で怒っていた。
何いってるかわからなかったが・・・

アリセプトを続けて飲むと、ときどき荒っぽくなるみたいだ。

母は今日はトイレトイレと言わなかった。
私のほうが「トイレは」と聞きに行くほうが多かった。
ただし、私の名前を忘れている。
「てっちゃん」(自分の姉)
「としこ、としこ」(姪1番)
「ひでこ」(姪2番)
私はそのたんびに悲しくなり「てっちゃんじゃない」
「としこじゃない」「そんなひといない」と言いまくる。
すると母は「そおお?」と言う。
「娘はいないんだね」と言うと、「いるわよ」
でも名前はでてこない、私が娘だということがわかっているときと
いろいろで夜中は完全に姉だと思っている。

世話されて、わーわー言われて、せかされて
父も母もなにを思っているんだろう。

母が「すみません」というときと、
父が「おはようございます」というときが一番悲しい。
by ygracia | 2005-01-14 21:43 | 今日のお話

老いた父と母と-いつまでもあなたがたの一人娘でいたい~


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