2012年 01月 21日
母のつぶやき その5
今日は夕方から私の心臓のほうがパクパクだった。
ずっと懸案事項になっていた、祭壇をきれいにするというのを
やっとできた。
昔、父がせっせと作った祭壇、貼られた壁紙もくすんでいたので、
ネットで壁紙を購入し、娘が張り替えた。
お花も取り替え、すっきりした。
その直後、母が突然吐いた。
昨日のおしること、今朝のOS1ゼリー。。。
まったく消化していないことになる。
それからぐったりしてしまった。
そのあと、痛みなのか、わからないがいつものように
からだを丸め込む。
吐き気止めの座薬をいれ、治まってきたところで、
すこしせん妄状態。
「てっちゃん、1時くらいにでかける?、美容院。」
「髪を洗わなくちゃ」
母の髪は伸び放題だったし、洗ってあげようと思いながら
具合の良いときを見計らうのが難しく、できなかった。
「てっちゃんは?」
「ゆみこだよ」
「ゆみこはどこ?」
「ここにいるよ」
というと、私の手を取り、にこにこして、私の手に
ほおずりする母。
どうしちゃったんだろう。
そのしぐさもまるで、ありがとう、ありがとうと言っているようだった。
すぐに意識が遠のいたかんじになった。。
しばらくして、2週間もでていなかった便が大量に
ガスとともに出ている事に気がついた。
そのとき、ナースから現状伺いの電話が入る。
で、状態を話し、手が異常につめたいこと、体温が低いこと、
便が出たこと、など話し、
医師からの指示で、フェントスを2mgに増やし、
アンペック座剤をいれた。
次の薬を投与したら、きっと母は眠りにはいる。。。
そう感じた。
夫、娘に最期になるかもしれないと伝える。
息子にも連絡し、すぐに戻った息子、母はぼーっとした意識のなかで
孫息子の顔を見て、すこし覚醒した。
母は眠るでもなく、ぼんやりとした状態で、ときおり
顔をしかめる。
今日は徹夜で見ていようと思った。
10時少し前に当直医師が来た。
初めての先生だけれど、いつもの事務局のナースマン。
丁寧に診察してくださって、
心音、呼吸とも問題無し!?血圧も低くなく。。
お腹の音もすこぶる良くて。。。
胃腸炎の可能性があるけれど、普通の治療ならば
補水もかねて、点滴だれど、家の場合、家族の意志で、
点滴などはしないとの意向だけれど、それでいいですかと聞かれる。
はい、と答える。
心は乱れたけれど、さっき、ナースが落ち着いた声で言ったくれた
「あとは、ご家族でゆっくり見守ってあげてくださいね」
が頭の中に響いて来て。。
いいんだ、これで。。
とにかく、今、どうのこうのということはないということで、
一件落着。
でもいつ、何があってもおかしくないので、、
ちょっとあせった、今日の私。
しかし、フェントス、増やしちゃったけど、
ほんとに痛みなのかなあ。
そこが難しい。
けれど、母の眉間のしわがなくなることは確かなのだ。。。
おじいちゃんの正確さをほめたたえながら、壁紙を張り替える孫娘。
遠い意識のなかで祭壇をながめる母
ずっと懸案事項になっていた、祭壇をきれいにするというのを
やっとできた。
昔、父がせっせと作った祭壇、貼られた壁紙もくすんでいたので、
ネットで壁紙を購入し、娘が張り替えた。
お花も取り替え、すっきりした。
その直後、母が突然吐いた。
昨日のおしること、今朝のOS1ゼリー。。。
まったく消化していないことになる。
それからぐったりしてしまった。
そのあと、痛みなのか、わからないがいつものように
からだを丸め込む。
吐き気止めの座薬をいれ、治まってきたところで、
すこしせん妄状態。
「てっちゃん、1時くらいにでかける?、美容院。」
「髪を洗わなくちゃ」
母の髪は伸び放題だったし、洗ってあげようと思いながら
具合の良いときを見計らうのが難しく、できなかった。
「てっちゃんは?」
「ゆみこだよ」
「ゆみこはどこ?」
「ここにいるよ」
というと、私の手を取り、にこにこして、私の手に
ほおずりする母。
どうしちゃったんだろう。
そのしぐさもまるで、ありがとう、ありがとうと言っているようだった。
すぐに意識が遠のいたかんじになった。。
しばらくして、2週間もでていなかった便が大量に
ガスとともに出ている事に気がついた。
そのとき、ナースから現状伺いの電話が入る。
で、状態を話し、手が異常につめたいこと、体温が低いこと、
便が出たこと、など話し、
医師からの指示で、フェントスを2mgに増やし、
アンペック座剤をいれた。
次の薬を投与したら、きっと母は眠りにはいる。。。
そう感じた。
夫、娘に最期になるかもしれないと伝える。
息子にも連絡し、すぐに戻った息子、母はぼーっとした意識のなかで
孫息子の顔を見て、すこし覚醒した。
母は眠るでもなく、ぼんやりとした状態で、ときおり
顔をしかめる。
今日は徹夜で見ていようと思った。
10時少し前に当直医師が来た。
初めての先生だけれど、いつもの事務局のナースマン。
丁寧に診察してくださって、
心音、呼吸とも問題無し!?血圧も低くなく。。
お腹の音もすこぶる良くて。。。
胃腸炎の可能性があるけれど、普通の治療ならば
補水もかねて、点滴だれど、家の場合、家族の意志で、
点滴などはしないとの意向だけれど、それでいいですかと聞かれる。
はい、と答える。
心は乱れたけれど、さっき、ナースが落ち着いた声で言ったくれた
「あとは、ご家族でゆっくり見守ってあげてくださいね」
が頭の中に響いて来て。。
いいんだ、これで。。
とにかく、今、どうのこうのということはないということで、
一件落着。
でもいつ、何があってもおかしくないので、、
ちょっとあせった、今日の私。
しかし、フェントス、増やしちゃったけど、
ほんとに痛みなのかなあ。
そこが難しい。
けれど、母の眉間のしわがなくなることは確かなのだ。。。
おじいちゃんの正確さをほめたたえながら、壁紙を張り替える孫娘。
遠い意識のなかで祭壇をながめる母
by ygracia
| 2012-01-21 00:37
| 母の記録