2012年 01月 25日
大混乱から静寂へ
母の癌の痛み止めを開始してから、展開が早過ぎて
私の頭の中はパニックを起こしていた。
ナースに見せていたメモ書きも乱雑を極め、
何を書き留めるべきか分からない状態。
もしかして、認知症の始まりか、なんて。。。
混乱の原因は「麻薬」
癌治療もどんどん進んでいて、モルヒネと聞くだけで
恐れていた母世代の人たちはきっと信じられないくらい
緩和治療は良くなっている。
息子が早い段階で、緩和治療と薬の教科書を貸してくれたので、
薬が開始されるときは、そんなに恐くはなかった。
しかし人間の心理というものが、、これがかなり難しかったのだ。
確かに痛みは和らぎ、母の寝顔を見て、ほっとするという時間が増えた。
しかし、確実に母は弱って行く。。
レスキュードーズと称して、痛みがあれば痛み止めを、、
というのが、今度は私の心理的問題を呼び起こす。
母を薬漬けにしている感覚に陥るのだ。
緩和にはちがいないのだけれど。。
時間をあけようと考えると、そういうことに関係なく母は苦しみだす。
(ただし、静かな訴えではあるけれど。)
母がときどき覚醒し、話をすると、薬が効いているからと、思い、
母が眠ってしまうと、薬が母を眠らせてしまうと思い、
混乱。
乱雑になるノート
ネットでお勉強
そうこうしているうちに、痰がからむようになり、
暴れる母の痰吸引は無理と判断し、担当ナースを呼んだら、
先に訪問医が到着。
酸素導入、抗生物質点滴となった。
しかし、ここでまた私はなんだか納得いかなくなった。
”チューブにはつながない”はずが、点滴の痛みに母は耐えなければならなかったし。。
午後になり、訪問医に点滴は続けないと電話。
家族の意志に従うとのことで、明日からの点滴もなくなった。
酸素はしているが、母がいやがるので、鼻近くの酸素濃度が
高まるように、パジャマの肩にチューブがとまっている。
くまちゃんにもレスキューお願いして、チューブの位置を調節。
眠りにおちた瞬間を見計らって、鼻に装着。
しかし、ちょっと目を話してたら、くまちゃんが酸素吸ってた。。
暗闇に光る、酸素マシーン〜
今日のこの日を想像もしていなかった昨日。
娘に頼んで母の香水と、靴を買って来てもらった。
母の匂い、おばあちゃんの匂いは、「シャネルNo.5」
靴は「銀座YOSHINOYA」
母が持っていたものには及ばないけれど、気持ちだけでもと。。
着ていくものは、母自身が作ったレースのドレス。
華やかだった母を華やかに送りたいと思った。。。
静寂のなかで。
私の頭の中はパニックを起こしていた。
ナースに見せていたメモ書きも乱雑を極め、
何を書き留めるべきか分からない状態。
もしかして、認知症の始まりか、なんて。。。
混乱の原因は「麻薬」
癌治療もどんどん進んでいて、モルヒネと聞くだけで
恐れていた母世代の人たちはきっと信じられないくらい
緩和治療は良くなっている。
息子が早い段階で、緩和治療と薬の教科書を貸してくれたので、
薬が開始されるときは、そんなに恐くはなかった。
しかし人間の心理というものが、、これがかなり難しかったのだ。
確かに痛みは和らぎ、母の寝顔を見て、ほっとするという時間が増えた。
しかし、確実に母は弱って行く。。
レスキュードーズと称して、痛みがあれば痛み止めを、、
というのが、今度は私の心理的問題を呼び起こす。
母を薬漬けにしている感覚に陥るのだ。
緩和にはちがいないのだけれど。。
時間をあけようと考えると、そういうことに関係なく母は苦しみだす。
(ただし、静かな訴えではあるけれど。)
母がときどき覚醒し、話をすると、薬が効いているからと、思い、
母が眠ってしまうと、薬が母を眠らせてしまうと思い、
混乱。
乱雑になるノート
ネットでお勉強
そうこうしているうちに、痰がからむようになり、
暴れる母の痰吸引は無理と判断し、担当ナースを呼んだら、
先に訪問医が到着。
酸素導入、抗生物質点滴となった。
しかし、ここでまた私はなんだか納得いかなくなった。
”チューブにはつながない”はずが、点滴の痛みに母は耐えなければならなかったし。。
午後になり、訪問医に点滴は続けないと電話。
家族の意志に従うとのことで、明日からの点滴もなくなった。
酸素はしているが、母がいやがるので、鼻近くの酸素濃度が
高まるように、パジャマの肩にチューブがとまっている。
くまちゃんにもレスキューお願いして、チューブの位置を調節。
眠りにおちた瞬間を見計らって、鼻に装着。
しかし、ちょっと目を話してたら、くまちゃんが酸素吸ってた。。
暗闇に光る、酸素マシーン〜
今日のこの日を想像もしていなかった昨日。
娘に頼んで母の香水と、靴を買って来てもらった。
母の匂い、おばあちゃんの匂いは、「シャネルNo.5」
靴は「銀座YOSHINOYA」
母が持っていたものには及ばないけれど、気持ちだけでもと。。
着ていくものは、母自身が作ったレースのドレス。
華やかだった母を華やかに送りたいと思った。。。
静寂のなかで。
by ygracia
| 2012-01-25 02:16
| 母の記録