ダウン

やっぱり、ばてた。
38度7分まで熱を出して、震えまくった。
一晩、腰の痛みにうなりながら七転八倒。
また腎盂炎かと心配になったが血尿までいかなかったので
近所の医者に。
今、強い薬で療養中。

母にトイレと言われるたびに、「また?」「さっきしたじゃない」「なんで」
「でないから」最後には「もういいかげんにして」
こんな言葉が簡単に口からついて出てくるようになり
私自身に介護をしていく自信がなくなっていくのを感じていた。
そして元気そうにみえる母だがやはり昔の母ではないので
20分前のことは忘れる。挙句の果てに呼び出しボタンで遊び始めた。
「なに?トイレ?」
「なにも」
「じゃ、押さないでよ」
「おして何がいけないのよ」
「・・・」

私も動けなくなってきた。

日曜日は必死で買出しにいき、その間トイレはパンツのなかに
するように言ったがしないだろうし、買わなければならないものが
多すぎて、夫とふたりでスーパーの駐車場を二往復もして
時間がすぎていき、息子に電話して、様子をみてもらう。

前の晩、父が寝ぼけたまま、布団におし○こをしてしまい、
布団も毛布もすべておじゃん。
洗って乾かすのにも時間がいるから新しい布団を買いに行った。
父は脳のせいで布団を掛けただけで「おもい、おもい」と言う。
夏がけの羽毛布団にしても軽いねというのは一日目だけ。
すぐに「おも~い。」という。
今回は軽いのを探して寝せてみたらやはり一日目だけ「軽いね」
翌日は「重い」
「もうこれ以上軽いのは、子供用でもないの!」
と言っておいたが、それでも毎日言う。

自分のことができない人間を二人同時介護は無理だ。
母の世話をしていると、必ず、父がなにかやらかすか
何かを頼んでくる。
父の世話をしていると必ず母が「トイレ」という。

月曜の夜から寝込んでしまった私の変わりに
息子が母のトイレ介助を、娘が父の世話をした。
しかし孫に言えば、トイレをがまんしなくてすむものだから
すぐに呼ぶ。
熱にうなされながら遠くにその話をきいていた。
明日、ケアマネさんに電話しよう、
家政婦さんたのもう、
どこかあずかってくれるとこないかな、ないだろうな、
熱のなかでいっぱい考えていた。

あさ、熱は一向に下がらず歩くのもやっと。
ケアマネさんに電話、きょうは彼女が電話番でいた。
「急に・・・」熱でことばがでない。
「急に?どうしたんですか?」
「あの・・・母だけでいいんで預かってくれるとこないでしょうか?」
「どうかなさったんですか?」
あとは何を話したか覚えていないが、即探してくれて、午後には
迎えにきてくれた。
ショートステイの緊急利用だ。
それでもセンターまで、家族がいっしょにいかなくてはいけないので
塾へいくはずの(夕べは母の世話で寝ていない)息子に
頼んで、ついていってもらった。
母のことを書いた紙をもたせたのだが、ほかにも
いろいろ聞かれて息子も大変だったらしい。
母は私が具合が悪いらしいとはわかっているみたいだが
出発間際まで「トイレ」を繰り返した。
「1週間くらいかい?」
「ううん、3日間」
「あらそう」

夕べはみんな静かに眠った。
父も静かに眠れた。

家のなかが静か。
息子はこんどの日曜日から受験だというのに、
ほんとに勉強意欲をへし折ってしまって申し訳なかった。

「おかあさん、一日でさ、筋肉痛なんだけど。トイレに呼ばれるたびに
重く感じるんだよ、おかあさん、あれずっとやってたんだね」
「おかあさん、おじいちゃんのおし○こ、ぜんぶ床掃除しておいたから、
なんか匂いが体にしみついてくるね、おかあさんの気持ちわかるよ」
スポーツで鍛えた息子も一日で、疲れ果て、汚物を触れない娘が
触って掃除をし、私のことを理解してくれた。
夫はアメリカ出張中。

母は何を思ってるだろう。
息子によるとそこのホームはtテレビはホールでしか見れない。
部屋は4人部屋。
ラジオを持たせなかったので、きっとつまらなくしているだろう。

金曜日の朝までなんとか治さなくては。
現在37度4分。
by ygracia | 2005-01-19 17:13 | 今日のお話


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