自分との闘い

今日は退院後初の診察。
消化器内科でいままでお世話になった先生にみてもらう。
優しい先生も今日はしっかり強く母に話した。
母が反応しないから。
はい、とはいうものの、目が開いていない。

頻尿の話も聞いてもらった。
私がのびていることもきいてもらった。

頻尿のおかげで糖尿が悪化しないのかもしれないって。
私もそうだろうとは思っていたが実際は辛い。
老健も整形の先生次第。

10年以上、母の車椅子を押してこの病院に通ってきたが
今日は数百倍疲れた。
順番待ちができない母。
何回おなじことをいっただろう。
看護師さんと血糖値検査器の話をしていたので
母を一人にした。
老婦人が「お母様が呼んでらっしゃる」と知らせてくれ
飛んでいくと、母がパニックだった。
トイレ。
トイレに行ったがさほどでなかった。

長年のなじみの薬局にいき、知り合いの薬剤師さんが飛んできた。
薬が変わっていてどうしたのかと思ったのだ。
母をみて涙ぐんだ。
「小林先生、覚えてる?」
「もちろん、みんな元気にしている?」
「3人で元気にやってますよ」
母がうなずいた。
「自分では動けなくなって」と私。
「いいんですよ、元気なお顔みれるだけで」

夕べは夕食のあと、娘をつれてスーパーに逃げた。
帰ってきたら父が水風呂に足をいれる寸前だった。
母はのんきにパジャマがないと父を呼んでいた。
逃げられない私。

父が夜中のトイレの場所がわからなくなるので説得して
オムツにしたら、朝、引きちぎられたオムツが廊下やトイレに
散乱していた。

今夜は部屋を出るドアのまえにポータブルをおいたが、
さっき、しっかりどかしてでてきた。

母とは夕方から言い争いをした。
トイレトイレが激しくなり、あげくのはてに父を呼びつけ
新聞紙をもってきてという。
何事かと思ったら、「てっちゃん(私のことだが自分の姉の名前)が
トイレをだめっていうからう●ちを取るんだよ」
「きのう、全部だしたからきょうはでないの」
「いやだいやだ」
新聞紙の取り合い。
「紙パンツもパッドもしてるからいいの」
「じゃ、汚してもいいのね」

母との会話から
「なんでてっちゃんって呼ぶの?」
「てっちゃんはなんでもやってくれるの」

「おかあさん、私もう限界」
「そう。」

「いったい何考えてんの?」
「トイレのこと」

父との会話から
「おとうさん、もう疲れたよ、何とかしてよ」
そこで母が呼ぶ
「てっちゃん、てっちゃん、はやく、はやく」
父「てっちゃんはいないよ」
母「てっちゃん、いないの?」
父「いないよ、北海道へ移るかい?」(母の姉は北海道にいる)

「おとうさん、ポータブルはここだってば」
「通路ができてないじゃないか。通路がないとわからないよ」
「・・・」

尿意があることは大切なことなのだ。
父は寝ぼけていてもトイレにいこうと努力している。
紙パンツも汚れたものを洗濯機にかけることもある。

母の尿意もだいじなことだ。

わかっているけどロボットじゃないので疲れて腹もたつ。
11時すぎに母をトイレに連れて行った。
夕方の剣幕はどこへやら、ベットにもどるとすやすやと寝入った。
あ~私自身の葛藤はなんなんだ~
by ygracia | 2005-01-29 00:06 | 今日のお話

老いた父と母と-いつまでもあなたがたの一人娘でいたい~


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