2012年 08月 29日
いつものレビー小体型認知症
「急に進行しちゃったんです、
もう悪くなるだけ。」
「いえいえ、また復活しますから」
「どうしてそうなるんですか?」
「レビーだからです。」
「アリセプト処方されて2週間、すごく良くなったから大丈夫だと思います。」
「.......(ああ)」
みたいなことの繰り返しで、、ずっと同じ質問と似たような質問と
いつまでたっても、同じ。。なのはなぜだ。
他力本願だめ。
家族もしっかり知っておこう。基本ぐらいは。
きちんと薬剤微調整して、環境整備して、明るく向き合えば
いくらでも状態良くできるのに。
今日はひさしぶりで河野先生のブログを読んで、声をたてて笑ってしまった。
わからんちん先生を救うサマーセミナー
「イマサーラ・キケナ〜イ学園」
タイトルからして、可笑しくて。
これがレビーの説明。
これで一発で理解できる。
先生のブログから
「レビー小体型認知症は特殊な病気。なぜならアセチルコリンとドパミンの2種が低下しておるからじゃわ。両者は天秤関係なのでアセチルコリンだけを補うアリセプトが過剰じゃとドパミン相対不足で歩けなくなる。じゃからアリセプトはドパミン阻害剤と言える。そのメカニズムを知らない素人、アリセプト5mgを処方する医師にはレビーは治せない。それどころか歩けなくなる。
さらに難しいことは、レビー患者の脳内ドパミンは不安定で、ときとしてドパミン過剰となり幻視をおこす。それならば幻視が出ているときはすたすた歩けるのかというと歩けない。幻視と歩行を司る脳の部位が違うのじゃろう。歩かせるためにパーキンソン治療薬を出すと幻視を誘発するから、なるべく本格的治療薬(メネシット)を少量で開始して、耐えられるなら増やし、あとは間接的治療薬(ペルマックス)やアルマール、サアミオン、フェルガード類で筋力アップさせる。
また嗜眠の場合はシチコリン「日医工」1000mg静脈注射を躊躇なく打って覚醒させれば歩行は外見上改善するに決まっておるじゃわ。夢遊病者がすたすた歩くわけないじゃろ。神経内科の問題点は「パーキンソン治療薬でしか歩かせられない」と思っているところじゃ。それでは幻視はとれんぞ。
レビー患者の強いうつ状態は、食事ができなくなるから緊急事態じゃ。まずアリセプトをやめること、シチコリンで覚醒して、メネシット少量とジェイゾロフト25mgで治るじゃろう。大うつ病のようにセロトニン不足までいかないが欠乏傾向なので間接的抗うつ薬(SSRI)でよい。なぜジェイゾロフトにしたかというと経験的なものじゃ。すべて患者が教えてくれた。じゃから間違いない。レメロンは禁忌じゃ。レビーが廃人化する。」
極めつけは、レビーのピック化のところで、
「レビー小体型認知症と思っていた患者が、脱抑制、介護抵抗、大声を出し始めることをピック化と呼んでおる。最近、実践医からのこの手の相談も急増しておる。この患者が病理学的にレビー小体型認知症なのかピック病なのか、どうでもよい。患者が死んでからしかわからないようなことに固執するな。治せばよい!」
痛快だった!!
最近も「レビーじゃないそうです、や、
レビーと診断されたのに、うつだと言われて、大混乱中」という
知らせを受けた。
レビーだと診断された人が一転して○○病って、なんなんだ。
うつ病ですまされちゃうわけ???
心筋シンチだって取り込めない人はいるっていうのに、取り込めなかったから
レビーじゃないって???
とにかく、河野先生のこの文章、頭に入れておこう、家族も医師も。
ほかの先生方もレビーの治療に関して、これと思うことはどんどん公開したらいいのにね。
つくづく思う。
もっともっと意見交換してほしいもんだ、大公開でね。
こそこそするなああって言いたい。
そしたら日本国中のレビーの全症例が集まって、
もっともっとレビーの罹患者のためになるはずなのにね。
派閥で分けたって、小さい世界なのにね。
ま、医学界のことは知りませんが、とにかく本人と家族のために
考えて欲しい〜〜
なんだかな、結局認知症記事に逆戻り。
眠かったはずの脳が、先生のブログ読んで目が覚めちゃった〜
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もう悪くなるだけ。」
「いえいえ、また復活しますから」
「どうしてそうなるんですか?」
「レビーだからです。」
「アリセプト処方されて2週間、すごく良くなったから大丈夫だと思います。」
「.......(ああ)」
みたいなことの繰り返しで、、ずっと同じ質問と似たような質問と
いつまでたっても、同じ。。なのはなぜだ。
他力本願だめ。
家族もしっかり知っておこう。基本ぐらいは。
きちんと薬剤微調整して、環境整備して、明るく向き合えば
いくらでも状態良くできるのに。
今日はひさしぶりで河野先生のブログを読んで、声をたてて笑ってしまった。
わからんちん先生を救うサマーセミナー
「イマサーラ・キケナ〜イ学園」
タイトルからして、可笑しくて。
これがレビーの説明。
これで一発で理解できる。
先生のブログから
「レビー小体型認知症は特殊な病気。なぜならアセチルコリンとドパミンの2種が低下しておるからじゃわ。両者は天秤関係なのでアセチルコリンだけを補うアリセプトが過剰じゃとドパミン相対不足で歩けなくなる。じゃからアリセプトはドパミン阻害剤と言える。そのメカニズムを知らない素人、アリセプト5mgを処方する医師にはレビーは治せない。それどころか歩けなくなる。
さらに難しいことは、レビー患者の脳内ドパミンは不安定で、ときとしてドパミン過剰となり幻視をおこす。それならば幻視が出ているときはすたすた歩けるのかというと歩けない。幻視と歩行を司る脳の部位が違うのじゃろう。歩かせるためにパーキンソン治療薬を出すと幻視を誘発するから、なるべく本格的治療薬(メネシット)を少量で開始して、耐えられるなら増やし、あとは間接的治療薬(ペルマックス)やアルマール、サアミオン、フェルガード類で筋力アップさせる。
また嗜眠の場合はシチコリン「日医工」1000mg静脈注射を躊躇なく打って覚醒させれば歩行は外見上改善するに決まっておるじゃわ。夢遊病者がすたすた歩くわけないじゃろ。神経内科の問題点は「パーキンソン治療薬でしか歩かせられない」と思っているところじゃ。それでは幻視はとれんぞ。
レビー患者の強いうつ状態は、食事ができなくなるから緊急事態じゃ。まずアリセプトをやめること、シチコリンで覚醒して、メネシット少量とジェイゾロフト25mgで治るじゃろう。大うつ病のようにセロトニン不足までいかないが欠乏傾向なので間接的抗うつ薬(SSRI)でよい。なぜジェイゾロフトにしたかというと経験的なものじゃ。すべて患者が教えてくれた。じゃから間違いない。レメロンは禁忌じゃ。レビーが廃人化する。」
極めつけは、レビーのピック化のところで、
「レビー小体型認知症と思っていた患者が、脱抑制、介護抵抗、大声を出し始めることをピック化と呼んでおる。最近、実践医からのこの手の相談も急増しておる。この患者が病理学的にレビー小体型認知症なのかピック病なのか、どうでもよい。患者が死んでからしかわからないようなことに固執するな。治せばよい!」
痛快だった!!
最近も「レビーじゃないそうです、や、
レビーと診断されたのに、うつだと言われて、大混乱中」という
知らせを受けた。
レビーだと診断された人が一転して○○病って、なんなんだ。
うつ病ですまされちゃうわけ???
心筋シンチだって取り込めない人はいるっていうのに、取り込めなかったから
レビーじゃないって???
とにかく、河野先生のこの文章、頭に入れておこう、家族も医師も。
ほかの先生方もレビーの治療に関して、これと思うことはどんどん公開したらいいのにね。
つくづく思う。
もっともっと意見交換してほしいもんだ、大公開でね。
こそこそするなああって言いたい。
そしたら日本国中のレビーの全症例が集まって、
もっともっとレビーの罹患者のためになるはずなのにね。
派閥で分けたって、小さい世界なのにね。
ま、医学界のことは知りませんが、とにかく本人と家族のために
考えて欲しい〜〜
なんだかな、結局認知症記事に逆戻り。
眠かったはずの脳が、先生のブログ読んで目が覚めちゃった〜
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by ygracia
| 2012-08-29 01:12
| 気まぐれなお話