家族

私はひとりっこで兄弟もなく、親戚付き合いもないので
両親のことはすべてひとりで決める。

昨年母が倒れてから、私の目も体も両親のほうへいってしまい、
家族には申し訳ないが、自分でがんばってというしかなかった。
家族のごはんのことより、父母の食事が優先。
自分でもほんとに辛い。

夫は働き盛りで責任のある仕事をしているが、土日は家の雑用を
一手に引き受けて、掃除、買出し、洗濯、なんでもしてくれる。

娘は料理をおっくがらず、やってくれて、珍しいものも挑戦してくれた。
おかげでほっとできることが多い。

息子は父母の世話を私のかわりにしてくれることたびたび、
いるといないでは大違い。力仕事もたよりになる。
でも受験生なのでそちらに集中してもらいたいのだがついつい呼んでしまう。

夫はきのうからアメリカ。
夜、父母にかかりっきりになり、やっと寝かせて、居間へもどると、
息子と娘がもんじゃ焼きを作っていてくれた。
おいしかった。
ビールも飲みたかったけど、あとのことを考えやめた。

明日はごみの日。
夫がいないから私、がんばらなくちゃ。

家族がいなかったら私はとっくにめげている。

父はずっとおかしい。
早朝、ひさしぶりで外へ脱出。
記憶がいいのか、かくしてあった、コートのなかから、手袋だけ
取り出していた。
すりっぱのまま、外へ。
結局、塀のそとにはでられず、戻っていた。

昼間は昼ごはんを持っていくと、もう食べたという。
ほっておいたら、いつのまにか食べていた。

夕飯のあと、物音で下へ行くと父が洋服のまま、
湯船から出るとこだった。
下は全部ぬいで、靴下ははいたまま。
理由は便通をよくするためだった。
トイレはこっちとどなっているとなかなかこないので
のぞいたら、洗い場でするとこだった。
先日は玄関のたたき。
トイレに押し込めて、1時間かかっただろうか。
「おとうさん、大騒ぎしないなら、摘便するけど・・」
「おおさわぎしない」
ところが触っただけで、おおさわぎ。
やめた。みたところ硬くはなかったのでじっくりすわらせた。
あ~~~

お風呂に入れて、出てきて、パジャマ着て、
ねるときに入れ歯をはずさせたら、ない!
下の歯が。
本人は歯なしで夕飯たべたという。
どこをさがしてもない。
もう父はねむいのもあって、ここは家じゃないとか、会社がどしたとか
いっぱい言い出したのでもうあきらめた。
私の頭の中は入れ歯を作るの、どうしよう、
父は唾液がおおすぎて型がとれないのだ。
ああ、またややこしくなった・・・

さっき、母が起きてたので父の歯のことを聞いてみると、
入れ歯は昼ごはん前からなかったという。
え~
あ~ごみといっしょにすてたか、どこか外へもってたか・・
何気なく、使っていない母のタンスをあけてみたら
あった!しっかり、父の歯。
いろんなものがはいっていた。
鏡、ポリグリップ、ひげそり、マスク・・
自分の引き出しのつもりだったのか。

とりあえず、一件落着。
それにしても母はどうして父の行動は覚えていたんだろう・・・・
by ygracia | 2005-02-20 23:35 | 今日のお話

老いた父と母と-いつまでもあなたがたの一人娘でいたい~


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