現実

先週、十数年見ていない父の不動産の件で札幌へいくことになり、
父母をショートステイに預けた。

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ショートステイはいつもいくデイサービスのところなので職員さんも顔見知りだし
運転手さんも知っているし、安心だった。

父は事情を知っていたので私といっしょに札幌へいくつもりでいたらしく、
車にのったとたん、「羽田までの最短距離、知ってるのかね」と言った。
運転手さんに羽田までいってもらおうと思ったのだろう。
いっしょに行ってもよかったかなとちょっと思った。

雪の札幌で父母のことを忘れ数日過ごし、気持ちがとっても楽になったと思ったのに、
迎えに行って、家にふたりが帰ってきたとたん、もう私はヒステリーになった。

どうにもならない状況。

父母にしてみれば、当然の要求をしているだけだのだが、
それをサポートするのは私ひとりで、休むひまもなくなるのだから
疲れて当然だ。
家族になにもしてあげられないという現実と体の疲れと心の葛藤で
母のコールでヒステリーになってしまう。

母はやはり、私の名前は忘れたらしい。
「名前呼んでよ、忘れたの?」
「私はだれ?」
「てつこでしょ、なにさ」
「ちがうよ」
「子供の名前をわすれる親がどこにいる!」と母。
そしててっちゃんコール。

父が一時わからなくなったとき(復活したが)思いっきり落ち込んだのに、
母に対しては、落ち込みより、なんだか悔しい気持ち。

おかあさん、いい加減あきらめないと・・と娘と息子から言われている。
それでもまだ、執拗に食い下がる私。
いつ、あきらめるんだろう。

今日はヘルパーステーションのチーフが訪ねてきたのでいっぱい
聞いてもらった。
また在宅介護のいろんな形があることも知った。

11日までは何も動かない。
その後また考えなくては。

でも自分の親でさえこうなんだから、お嫁さんだったらどうなっちゃうんだろう。
世のお嫁さんで舅姑の介護している人、ほんと尊敬しちゃう。
以前お舅さんをひきとるという友人に在宅介護できないことはないといったことがあったけど、
とんでもない撤回する、仕事しながらなんてできない。
by ygracia | 2005-03-09 21:27 | 今日のお話

老いた父と母と-いつまでもあなたがたの一人娘でいたい~


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