アスタ マニャーナ、また明日! gracia.exblog.jp

老いた父と母と-いつまでもあなたがたの一人娘でいたい~


by ygracia
カレンダー
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31

父入院中6

入院8日目。
今日の父は昨日とうってかわって、しっかりしてた。
母をショートに迎えにいき、昼食とインスリン注射をすませて、
すっとんで、父のところへ。
父は手袋の手をふり、喜んだ。

寝てばかりはだめですよ、夜は一人ぼっちになっちゃうから、
若いナースが何気なく言った言葉に父が泣いた。
ナースはものすごく謝って、同僚にも怒られていた。

歩く許可がでて、病棟の入り口までナースの誘導で歩いた。
そのまま、食堂へいくと、なんとハープの演奏中。
父も私もそのなかへはいって、楽しませてもらった。
星に願いをや、あかとんぼや、荒城の月や・・・
患者さんは若い人からお年寄りまで。
最後に旅愁を演奏すると、60から70代の方たちが合唱した。
これも日本の教育水準の高さの現われだとおもっちゃった。
ちなみに私は歌詞を忘れてた。

音楽を聴いて、すっかり元気になっちゃった父。
お昼ねしてくれないかなとおもったら、リハビリの先生がきて、
体操。
うちでやってるのとかわりなかった。
うでをあげて、万歳。
「おとうさん、ばんざ~いっていってごらん」
「そうね、声をだしてみましょう」
てな調子で私が口をだしすぎて、ちょっと悪かった。
明日から、リハビリ室におりてやるそうだ。
この先生、レビーをご存知なので、よくわかっていて、
スイッチオン、オフ状態を把握している。

娘(父のお気に入り)を迎えにいくからといって、父をなだめ、
抑制ベルトをしてもらい、また家に戻る。
母に早い夕食。インスリン。
母はわかっているとはおもうんだけど、「おとうさんはほっといていいから」
と言う。
よくわからん。

娘をつれて病院へもどる。
父は孫の顔をみたとたん、元気百倍。
明らかに元気になった。
トイレにいきたいというのでナースにきいてトイレへ。
ひさしぶりのトイレに父もすっきりした感じ。
歩行もまあまあだった。

夕食後もなぜか寝ない。
フレンドパークを見てたらもっと目が覚めたらしい。
帰れない。
いろいろやって、やっと眠った。

私、へとへと。
母のオムツ交換もできなかった。
母にパッドを渡しておいたら、汚れたパッドの上にあたらしいのを
乗せている。
ま、今日はしかたなかった。
母の協力に感謝。
by ygracia | 2005-09-13 06:58 | 今日のお話