父入院中11

21日の日記。

ひさしぶりでむかついた。
都立E病院のナースは経験者でかためているのか、質がいい。
以前私が入院したときに同室の人の話によると、併設されている
看護学校が結構むずかしく、優秀な人が集まるのだといっていた。
たしかに、若くてもナースの仕事に誇りを持っている人たちのようだ。

だけど、そんなナースをだめにするものがあった。
それは目のまわるような忙しさ。
夕方のひきつぎから、夜勤のはじまる時間まで、
おむつ交換、清拭、etc.
夜間は20人以上を2人でみるのだ。

猫背で圧迫骨折をやっている父、ベットを平らにされると、
息も苦しくなる。
朝、いくといつも平ら。
特に、Aさんのときは私がいても平らにしていき、直さない。
父を泣かしたナースだ。
夕食の前から痰が引っかかっている父、ねながら、咳をするので
おむつ交換にきたAさんに伝えた。
その話の最中に、ほかの患者さんからコール。
言った言葉。
「こちらも手がいっぱいなんです!いまいきますから、
まっててください!」
かなりカリカリしている。
そして、私が「痰がからんでいるから、よろしくお願いします」
という言葉を彼女は背に受けて
「そんなことないですよ!」
あんたチェックしたのかい!とどなりたかったけど、やめた。

待っていろといわれた患者さん、どんなきもちだったろう。

父の担当のナースがまだいたので一応報告した。
この人は「はい、わかりました、引継ぎにいちおう伝えておきます」
この言い方は、私はわかったけど、引き継いだ人はどうするか
わかりませんという感じだった。
ま、それでも家族の言い分を聞いてくれるのだからいいのだ。
そこにさっきのナースがあわてて、私の言い分をその先輩ナースに
伝えようと飛び出してきたが、もう言ったワイ!

今日は、なにかがあったらしく、昼間っからナースはめちゃくちゃ
いそがしかったらしく、父のリハビリのお迎えもこない。
私がコールすると、担当ではないナースが来て確認するという。
担当がいないというので、結局私がつれていくことをお願いされる。
私が1日中いるのをわかってるもんだから、調子よくお願いしてきた。
リハビリの先生は「来ないからどうしたのかと思った」と言った。
帰りも私がつれてかえったけど、わかったことは
いつもリハビリは15分なのに、お迎えをまたされてかえってくるまで1時間近く
かかっていること。

父はワイシャツをだしてという。
着替えをしたいのだという。
お風呂好きの父がずっとお風呂にも入っていなくて、
先週から清拭もされていない。
文句をいわなくちゃ。

人間は言葉が大事。
ことばひとつで安心もでき、不安にもなる。
ナースよ、忙しくても、ことばにきをつけて。

父とフロアの本棚に行って、本選びをした。
父の目線はちょうど、子供本のたなだったので、なんか選んでは
またすぐしまっていた。
字が大きいし、いいんじゃないと思ってたのは私だけで、
つまらなそうだったので、上の段をゆびさし、いろいろあるよと言った。
でも字が小さいから読めないのでは。
父が選んだのは黒岩重吾の「聖徳太子」
え、字がちいさいよ
「お前がよむんだよ」
「わたし?」
つまり、読んで聞かせてくれればいいというわけだった。
父はおとなだった。忘れちゃいかん。
by ygracia | 2005-09-22 08:34 | 今日のお話


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