11月10日 父の状態

2ヶ月ぶりで父をくるみクリニックに連れて行った。
昨日から病院へいくことを話していたせいか、しっかり覚醒していて
抱きあげての車椅子から車への移動だったがなんとかできた。

名前を呼ばれると、自分で車椅子から立ち上がろうと
一生懸命だったが、そのままでいいからと診察室へ。
先生から体調はときかれて、ふつうと答える。
看護師さんに部屋の奥はどうなってるか聞く。
職員の部屋だと聞くと、納得。

父が突然あるけなくなったのはパーキンソン症状の悪化。
パーキンソン症状を抑える薬はいくらでもあるが、
それを飲めば、あきらかに精神状態は悪化するという。
どちらを選択するかということになり、
いま、動けなくても精神が落ち着いているほうがいいだろうと判断した。
リハビリも禁止ではないが、すれば起立性低血圧がおきて
体にはあまりよくない、だからやはり無理はできない。

痰などもからまりやすくなっているので
近所にある訪問診療のクリニックに紹介してもらうことに。
先回、別の先生を紹介されたのだが、隣の区で、
やはりほんのすこし遠い。
やっぱり地元のほうが安心なのでKクリニックに決める。
そこの神経内科の先生は西村先生のお知り合いである。
よかった。
来月の老人ホームのショートの情報提供も書いてもらう。
いつものように先生のお顔みただけでほっとする。
父も同じ。
今後はKクリニックにお願いすることになる。
相談はくるみクリニック。

最初で最後になってしまったが、父をうちの車で連れて行った。
起立性低血圧がでないか心配だったが、しっかり覚醒してたので
大丈夫だった。
なにせ軽い父なので車へのせるのも楽。
シートベルトをして、アームも下ろして倒れないように。
駐車場がほとんど車がはいってしまっていて、
何回も切り返しをしてとめる。
父は自分も首を動かしてぶつからないか見ていた。
父が首をうごかすなんてひさしぶり。
帰りにハプニング。
走行中、が~~~といって、父が窓をあけてしまった。
運転しながら「おとうさん、オートってかいてあるとこ
指でもちあげて、わかる?」
父も指でなぞってはいるもののできない。
そのうち、いろいろ触りだしたので
「ハイ、もうさわらない!」
なにせ、東京でも有名な環7だから、おまけに10日。
40キロ制限を60で飛ばしているところ。
しかたなくハザードだして道路わきに停車。
みんな怒った雰囲気でよけていく。
信号もないところだったので降りるのは不可能だった。
覚悟を決めてシートベルトをはずし、巨漢を後部座席に
うつしながら手をのばす。
なんとか窓をしめ、チャイルドロックをかける。
あ~腰のすじがのびちゃったよ~~
車のなかのモーツァルトのメロディも癒しにはならなかった。
チョー疲れたわけである。

父は外へでたのがよかったのか、会話が成り立っていた。
帰ってきても私や、娘と話し、元気。
おとといから、娘の提案でアロマテラピーをはじめてみた。
何をたいたのか、今、かけないが、父も母もリラックスして
爆睡する。
効き目がすごい。父のはなずまりにもいい。
娘は父にアロマの説明をして、たずねているが、
父はいいにおいだとちゃんと答えている。

昨日父に私の介護と娘の介護とどっちがいい?ときくと
娘のほうだと答えた。
かわいくて仕方がないらしい。
娘いわく、「だって、つかまるんだって、おかあさんの体の
幅をつかむのはおじいちゃんには大変だもん」
「・・・・・・・・」

穏やかな介護の日だったのは、母はデイに出かけていたから。
帰ってきた母に「今日はなにをした?」ときくと、
「なにかしたの?」という。
「出かけたでしょ、デイ?」「デイってなに」
「きょう、出かけたよね、そこでどんなことしたの?」
「しらない」

父はひさしぶりでにこにこして眠りについた。
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by ygracia | 2005-11-11 08:20 | 今日のお話

老いた父と母と-いつまでもあなたがたの一人娘でいたい~


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