ばたばたばた&奇跡?

金曜の発熱は夜中には平熱になった父。
翌朝もこんこんと眠り続け、午後3時になっても起きない。
そして問題は尿がまったくでていない。
10年前腎臓癌でひとつ取っているし、怖い。
こだまクリニックにすぐ電話。

5時半に先生が見えて、点滴の準備をしたが
意識レベルが下がっている。
救急搬送にすることにした。

ま、それでいろいろあって、救急車にのってから
えんえんと病院探し。
86歳という年齢だけで、どんどん断られる。
見つからないので警視庁のセンター扱いを頼むが
これも断られ、自分たちで探せと救急隊員が言われた。
重篤ではないからか。
どうもこの救急体制、どこかおかしい。

やっと8件目にてOK。
幸いいつも見かけているきれいな病院だったからほっとした。
老人病院だけはいきたくない。

なんとか救急にはいってそして父はというと、
救急車がきてから復活しちゃって、
返事もするし、先生とも話すし、
それもまともにだ。

おかむらさん、わかりますか
はい、
枕つかいますか
はい、使います。

点滴の途中、先生が見えて、
どうですか、わかる?
はい、わかります。
げんきになった?
はい、

おとうさん、脱水だから点滴してもらうからね、
うん、わかったよ

おとうさん、きれいなH病院よ
ずいぶんきれいになったね

と、父の育ったところの地元に近いのでよくわかってた。

肺炎も起こしていなくて、血液検査も異常なし。
本来なら帰されるとこだったが、先生の配慮で
一泊できることになった。

私が家にもどったのは午前1時半。
チョー疲れた。

インフルエンザ患者の溢れる中にいたから、
おふろにはいり、かぜ菌をおとす。

あさ、病室にいくと、はっきりした顔の父がいる。
昨日入院したこと、H病院であること、ぜんぶ分かってた。

夜中に手配した寝台車で夫とともに帰宅。
途中、知ってる場所場所でいま、ここと教えると、
もうすぐだとかなんだかいっぱいしゃべってる。

昼食後奇跡が起きた。

洗い物をしていると、背中で気配がしたのでふりかえったら、
なんと父が、サイドレールを空けて、ベットから足をおろし、
ベットに腰掛けていた。
そばにいくと、あっちへいくという、歩くと言う。
私の首に両手をかけて、立ち上がらせるとすくっとたつ、
足もでる。
1m50cmくらい私につかまりながら歩いた。
帰りは脱力、でも意識はしっかりしていた。
「おとうさん、すごい、あるけるじゃん」
「うん」

それから、おやつの時間の頃、
お茶が飲みたいと父。
プラスティックの介護用コップでもっていくと
怒る。
湯のみに変えてだすと自分でもって飲む。

お饅頭があるというと、食べるという。
一個渡したら、むせもせず、残る前歯でかじりつき、
おいしそうに、ぜんぶ食べた。

ずっと全介助で食べてたのに、夕食も車椅子でテーブルで
たべるというので、血圧さがるの覚悟でテーブルへ。
スプーンをもって自分でたべた。

それで、夜は寝てくれなくて、
チェ・ジュウのドラマ「ロンド」を見せる。
先週も真剣に見てたので今週も見せてみた。
「どんな話だ?」
というので説明。

1時間真剣に見てた。
寝ない。
でももう10時だといいきかせ、寝せる。

1時間半後みにいくと布団もはいで、起きてた。
もう12時だからねないとだめ、というと、
え、12時?とかいってた。

熱を出したこと、救急車にのったこと、人にいっぱい
会ったこと、乾いた田んぼに水がいっぱいはいったこと
すべてが偶然重なって、ハイになってるのでは・・
とH看護師さんの話。

今夜寝ないなら、きっと明日は1日中寝てるかも。

水分補給はだいじなんだけれど、わかってるけどむずかしい。

と、お騒がせなチチでした。
by ygracia | 2006-02-05 23:51 | 今日のお話

老いた父と母と-いつまでもあなたがたの一人娘でいたい~


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