入院中4(胃ろうへの決断)

今日は午後いちで父のところへいき、夜8時半くらいまで一緒にいた。
いままでもほんとは長く過ごすべきだったのに、私の気力もないし、
病院はインフルエンザや風邪患者ばかりだし、予防接種してない私は
やばいな~とおもいつつ、どちらにしても気力体力なくて夜だけ
様子を見に行ってた。父も肺炎治療でずっと寝たきりだったし、
この数日から顔色もよく、血圧も安定、元気になってきた感じだから
ちょうど良かったのかもしれない。

ベットもおこして、身体をおこし、しばらく様子を見ていた。
やはり血圧は少しさがるのか、目がうつろにはなるけど
返答ははっきりしてた。

夕方近く、目もしっかりした父に
胃ろうの話をした。
悩んでいた私だけどくるみクリニックの西村先生から
アドバイスをいただき、吹っ切れた。
父に話をしてみたのだ。
「おとうさん、もうすぐうちに帰るけど、その前にね、
胃にチューブの穴をあけるけど、いい?
いままで水をのむの、たいへんだったでしょ、
飲んでも飲んでも脱水だっていわれたじゃない、
だから、おとうさんが飲むのにつかれたら、
私が水を胃にいれるの、そのための入り口をつくるの
ご飯もね、疲れたらそこから私がいれるから」
「うん、わかるよ」
「説明わかった?」
「わかったよ、いいよ」

父は言った。水を飲むのはたいへんだったよと。

これで「胃ろう」は決まった。
私も勉強しなければならない。

今日もパジャマのズボンをはいていなかったので
全部着替えをし、手も顔も拭き、爪もきり、
きれいにしてきた。

山のようにパジャマ用意してあるのに。

父は今日は痰がいっぱい出た。
だけど、コールしてもなかなか来ない。
きても完全には取らないのか、取れないのか。
だから結局いけないけど、私がやった。
きれいに取れた。
「おとうさん、私のほうがうまいね」
「うん」

声をなかなか出さない父に、一生懸命声をださせるために、
「あ=」
「ららら」
「ががが」
「らりるれろ」
「るるるるる」
とかやってたら、父が私の顔をみながらニヤニヤしてる。
「なんでやってくれないの?りょうこ(孫娘)のいうことなら
きくんでしょ~」
というと、また笑った。

ま、できる時間帯があるので、ウマくその時間にあえばいいけど、
こればかりは気まぐれレビーなのでどうしようもない。

あるナースは、まったく反応のない人と思ってるし、
別のナースは父に一生懸命話しかけて
しっかり「返事」を聞いているので、反応のある人と思ってる。
そのときそのときの人で反応ちがうからね~~
また父の好みもあるのかもしれないとふと思った。

「おかむらさ~ん、テレビみえますかぁ~~」
「みえるよ」
話してる。

「おとうさん、じゃ、寝る時間だからね、また明日来るね」
「お~」

父は生きている。
by ygracia | 2006-02-27 00:07 | 胃ろう

老いた父と母と-いつまでもあなたがたの一人娘でいたい~


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