父入院中6

父が復活している。

昨日、夜、娘と父を訪れると、
大変なことになっていた。

ベットの上で父は身体を斜めにし、右足は二つのベット柵の間に落ち、
枕は頭に左側に乗っかり、顔の上には枕にまいてあったタオルがかぶさっていた。
とりあえず、タオルをあけ、窒息してないか調べて
すぐナースコール。

「みてください」
「わ、ごめんなさい」

父はおとといも手袋を器用にはずそうとしていた。

「おとうさん、もうすぐ退院できるんだから、骨折でもしたら
たいへんだからひとりでベットからおりちゃだめだよ」
降りることはできないけれど、父は降りるつもりなので
一応言っておいた。
「うん」

そして、今夜は父の右手のミトン(二重になっている、ふつうのミトン、その上に
ビーズクッションのついた褥創予防?のネットのミトン)を
しっかりはずしていた。というか抜いていた。

うまい具合に鼻のチューブは触っていなかったので良かった。

ナースコール。
「みてください」
「わ、」

父に軽い体操をする。
私の手と父の手を指を重ねあってにぎり、
父のほうへ押すと父が押し返す。
これを10回。
上腕筋の動きを確認しながら腕を曲げる。
これを左右10回ずつ。
足は12回の曲げ伸ばし。
左右とも。
リハビリの人にまえにいわれて、人が歩くときのように
足首から順にゆっくりまげるのだそうだが、
私は適当。
つぎは足首の曲げ伸ばし。

父は最初、い~ち、に~とやってもなかなかのってくれないのだが、
7回めくらいから突然自分で動き出す。
そういうときは回数を増やしてみる。

口が開きっぱなしだったのは頚部の筋肉が緊張しているせいだと
数日前に始めて知って、顔のマッサージと
首のマッサージをしてみたら、マッサージをすると
見事に口が閉じることが分かった。
できるだけ、首をやわらかく保てればいいわけだ。

というわけで父が復活してる。
ナースたちも「いっぱいお話するようになった」と
言っている。
それでも「胃ろう」は必要なのでやはり手術になる。
術後しばらく痛いらしい。
でも鼻チューブははずれるからすっきりはするだろう。

ヨガの雑誌に月の満ち欠けと人間の血液の流れについて
出ていた。
おもしろいのでまたあとで書き込もう。
by ygracia | 2006-03-06 23:13 | 今日のお話

老いた父と母と-いつまでもあなたがたの一人娘でいたい~


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