副作用

20日くらいから父の様子がおかしくなった。
ずっと気にはなっていたのだが、入院中、しらないうちにアリセプトが
処方されてしまい、そのまま引き続き、毎日5mgが続けられていた。
しかし、2年前か、その前か初めてアリセプトを飲んで、劇的に効いて、
元気になった父だったけどしばらくすると、多涎、身体の硬直、多尿などの
副作用らしきものが現れ、その後は中止。しばらくして再開したものの
涎が多いので、3mgを半分にしたり、5mgを4分の1にしたり、いろんなことを
した。
今回もずっと飲んでいて、身体に蓄積してきたころなのか、とにかくハイになり
動く。目もぎょろっとする。せん妄も多い。
仕方なくミトンも登場して、おむつ交換時、経管栄養時、午後中、はめなければ
サイドレールにつかまり動くし、大変だ。

金曜日はとうとう1日、見張っていなければならなかった。

うごくことはいいことが、今度は夜も寝なくなった。
いつもなら8時半にはすやすや寝入っているのに、目をぎょろつかせ、
まったく寝ない。
夕べなぞ、「寝なさい!」と怒鳴ってしまった。
それでもせん妄のなかにいるのかまったく知らん顔。
熱いタオルで顔をふき、首筋をあっためても、寝やしない。
12時になっても2時になっても。
もうたまらないので私は寝る。
すると「お=っ」、「ごほんごほん」「あーーー」とかいって、
私の気をひこうとする。
もうかまってられないから寝る。

朝5時半におむつ交換しにいくともうしっかりおきているというか、
寝てないのだ。
私も夜なか中、父のため息や布団を持ち上げる音でねむれなかった。
布団であそぶというか、もちあげて、頭にかぶってしまうので
窒息しないか心配でねむれやしない。

昼間は昼間で起きていて布団が重い(羽毛の夏がけ)とか、寒いだの暑いだの、
毛布にとりかえると、また重いとか、軽すぎるとか
声もしっかり出ちゃってる。
おまけに吸引するとき、驚いたのは舌が良く動く、
いままでならべたっとひろがったままなのに、
吸引チューブを動かしてしまうくらい動くのだ。

おまけに手も動くからおむつ交換ができやしない。

あんまり動くからベットから起こしてみた。
「おとうさん、おきようか」
「うん」
身体をおこし、足をベットから下ろす。
2ヶ月ぶり。
すると父はよいしょと腰をうごかし、足をしっかり床につけるために
動いた。すわりなおしたのだ。
しかし、やはり血圧がさがったのか、返答はするものの
顔がいっきょにぼーっとなった。

ほんのしばらくのあいだ、そう2分か3分、すわって、ベットにもどした。
父は車椅子に座るといった
あせらずにすこしづつねというと納得。
リクライニングの車椅子ももう用意してあるので徐々にやろうと思う。

夕べも寝てない父は
「お父さん、寝ないとだめじゃない」
せん妄なのかあっちこっちきょろきょろ。
「なにかみえるの?」
「ふぁか、ふぁか」
「??」
「ばかばか」
私に言った。

あ~~もう。
by ygracia | 2006-04-23 10:42 | 今日のお話

老いた父と母と-いつまでもあなたがたの一人娘でいたい~


by ygracia
プロフィールを見る