アリセプト

私の頭がハイになっていて、そのまま、夜中の12時からこどもたちと
「最狂なんとか計画?」をみた。なんていうことはない、ヒット映画の
パロディで笑いっぱなし。ちょこっと知ってる顔の俳優たちがまじめな
顔してやってるのでやっぱり笑う。サダコもでてくるし、うける。
笑ってたけどねむくなってきて、父の様子をみるとやっと寝てた。

朝5時には、もう痰のからむ音で目が覚める。
しっかり起きてる。

アリセプトはやめにしたけど、まだまだ抜けるのに時間かかりそう。
夕べは吸引でもてこずった。
チューブをかんで食べてしまうし、いつもとじない口が良く動く。
指もかまれた。なにせ3本残っている歯の強いこと。

口をあけてというと閉じるし、べろもうごいて、ちっとも吸引できない。
鼻から何回もやってやっと終了。
戦いだ。

アリセプトが初めて処方されるとき、先生が言ったことを思い出した。
「まだご自分でいろんなことをなさりたいという意志が見えるし、
残存能力がたくさんあるから、試してみましょうか。
でもこの薬で治るのではなく、1日でも長く、自分を保持して
家族と1日でも長く過ごせるようにするためですよ」
そして、父にはミラクルといわれるように、効いて、ふつうの日々が
戻った。
しばらくして、涎が多くなり、本人も困って
「どうにかならないかな」とマスクをしたりしていた。
そしてまたしばらくすると、動きが鈍くなり、身体が硬くなり、
パーキンソンの症状が強くなってきた。
ドクターコウノのショートストーリーに出てくるのと同じ状態。
ドプスは飲んでいたものの、やはりアリセプトを半分にしたり
四分の一にしたりちょこまかとやっていた。
しかし、大きな変化もないので中止。
すると涎もとまり、フリーズも元通りに始まり、いつものレビーの父がいた。

まるで「レナードの朝」のようだ。

レビーがもっと早くわかって、アリセプトを上手に使っていたら、
父ももうすこし、老後を楽しめたのかもしれない。
82歳まではすこぶる元気な人だったのだから。

レビーは予後が悪い、そして精神科、神経内科でもやっかいな認知症と
いわれているみたいだ。
「レビーですか、それは大変でしょう」
と、何回いわれたことか。

確かに、この数日は父の状態が悪いときは精神病患者かとおもうこともある。
それが良くなったり、悪くなったり1日のうちで何回もかわるのだから
ついている私のほうはマイってしまう。
他の家族はそれをみてないし、会うときは元気な父だから
「おじいちゃん、元気じゃない、話わかるよ」
といわれても私はやっぱりマイっている~~
by ygracia | 2006-04-30 08:31 | アリセプト


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