父の生活

父をシャワーに入れた。
これで2回目。
すこしボーっとはするらしいけど、気持ちがいいという。

朝、昼の滴下のときはほとんどうとうとしている。
時折、経管栄養のボトルを見上げるけど、わかっているときと
そうでないときとある。

せん妄が増えて、目がいっちゃってることが増えた。
レビー小体も増えたのか、脳の萎縮が進んだのか。

車椅子にうつり、玄関の金魚をみたり、夫と話したりするときは
まともだ。
でもベットにもどったとたん、手は宙を泳ぎ、何かを捕まえては捨てる。

口の乾燥を防ぐためにマスクをしているがいやなので
鈍い手で取ってしまうかと思うと、目のあたりに行って、アイマスクになっている。

動かないと思うと、おもいっきり、ベットの上でななめになって足を組んでいたりする。

あるときは経管栄養のシリンジの水がうまく入らないのでおかしいなとおもったら、
クレンメ(チューブのストッパー)が思いっきりいじられていて、下のほうに
移動している。
ふつううじゃ動かせないのだから一晩中きこきこ動かしてたのだろうか。
チューブの蓋があいてなかったのが幸い。

このごろ、足先がつっぱてきて、せん足状態になってきたので
なんとか足首の運動したり、枕で足首がまがるようにしてるのだけど、
まげてというとのばすのだ。
いつのまにか枕ははずされて、せん足状態のまま、足組している。
リハビリ頼んだほうがいいのかな。
でもその時間に果たして、起きれるんだろうか。

顔色はとてもいい。

きょうはアイスの実を一個。お茶のアイスキューブを1個。
そして吸引。
スポンジブラシに爽健美茶を浸して、凍らせて、あげてみた。
量にしたらそれこそ、5ccあるかないかだけど、
上手にしゃぶってた。でもやっぱり吸引。
むせてはいないけど、のどでガラガラうがい状態。

むせても大きな咳をして、ついでに痰も出したりする。

何かしゃべってるけど、ほとんど分からなくなった。
本人は伝えようと何回も大きく口をうごかして言ってくれるんだけど
わからないのだ。
かわいそうだ。
孫娘にはとてもよく反応する。
部屋の入り口にいた娘が「おじいちゃん、大きな声で言って。
今ちょっと仕事してるからそっちにいかれないから」
「△○❑。。。。」
「なあに?聞こえないから大きい声で言ってよ、おじいちゃん」
「はははは」

私が「おとうさん」というと、「うん?」とはいうけど、
どうも「誰だ?」と言う顔をしている。

おとといはひげそってたら、急にしっかりして・・
「おとうさん、ひげ濃いよね」
「そうだろ」
「1日に2回そらないとね」
「うん」
「アフターシェービングローションないから買わなくちゃ」
「・・・資生堂の・・・」
「??」
「匂いのあるのと、ないのがあるけど、匂いのあるのがいい」
「(ひぇx--)」

この瞬間はなぜか口がはっきりしていたのだ。
うれしいので家族に報告したけど、誰もそんなに驚かなくてがっかり。

眠りの問題はいつのまにか落ち着いた。
眠くないと言うから、電気つけっぱなしでほっておいたら、
寝てくれたり。
なぜか綾小路きみまろのCDに反応してずっと静かにきいていて、
にやついてたり(そう見えた)したので、毎晩聞かせたり。
ラジオも聞かせてるけど、反応する番組とそうでないのとある。
テレビは見せてもほとんどほかを見てる。b0055939_121482.jpg
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というわけで、ほんとに毎日同じわけでもなく、明日はすごく悪くなるのか
(よくなるわけでもないけど)なんだか私のこころが中途半端なのだ。
by ygracia | 2006-05-08 01:23 | 今日のお話


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