ひとの輪

大人になった娘が昨年から園芸に熱を入れ始め、
我が家の玄関先に花が絶えることがない。

そのころから、我が家には人がいっぱい出入りするようになった。
それ以前からヘルパーさんや業者さんはきたけれど、そんなのは
目じゃないほどの人がひっきりなしに出入りするようになった。

今日もこんど新しくお願いするケア・ワーカーのチーフがきて、
元婦長というその方はしゃべりながら、父の手をさすり、
父の固くまがった指がやわらかくしっかり伸びた。
機嫌が良くなった父は動く手で布団をもちあげたり、おきあがろうと
した。

夕方はいつもの父の薬局の薬剤師さんが薬を届けてくれて、
ひとしきりおしゃべりした。
薬のことも聞けるし、愚痴もきいてくれるし、今の私には
大きな力だ。

昨日は訪問診療の先生がきて、いろいろ質問。
ナースともおしゃべりできた。
これだけで私の肩の力がスッと抜ける。

顔なじみのヘルパーさんにも何にもいわなくても気持ちよく
世話していってくれるし、ほっとする。

私はそんなに愛想のいいほうではない。
一人っ子だし、一人で行動するほうが性に合う。
でもこの1年、ちょっとはこのおおきなおおきな人の輪に
はいり、いっしょに手をつないでもらって生きてこれた。
倒れそうでもその手のつながりが大きな強い踏ん張り棒になった。

ウルルさんの「微笑み介護日記」を訪ねて、
おもいっきり泣いてしまった。

無性に母に会いたくなった。
母を家につれて帰れない自分に腹が立った。

無理なんだけど・・・・・・


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ジュリがリハビリの先生です
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by ygracia | 2006-05-09 19:32 | 雑感

老いた父と母と-いつまでもあなたがたの一人娘でいたい~


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