講習会2

テキストを開くと飛び込んできたのは
「食べることへの援助は、生きることへの援助そのものである」
と言う言葉。

パワーポイントで制作された画面が次々と興味深い言葉や数字を映し出す。
医師によると、高齢者の最終死因の25パーセントが肺炎だそうだ。
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嚥下障害の起きる背景は
生理的老化と病的老化に分けることができるという。

老化しにくい臓器は 肝臓、血液、内分泌管
老化しやすい臓器は 神経、骨格筋、腎臓、心臓、肺。これらの機能力は
出生時にきまっているそうだ。

その老化の原因はいろいろあるのだがレビーに関連しそうなのが
「変性生体物質」というのがあった。
表がないので比較できないけど、レビーもこれに入るのではと思う。

ここまでのお話がとてもおもしろかったのだが、残念なことにテキストにはでていない。
メモする暇もなかったからプリントほしかった。

要するに、なるべくして起きてくる嚥下障害に
どのように対処していくかというお話になるわけだ。

EBMと言う言葉も出てきた。
これは昨今注目されている考え方らしい。
勉強しなくちゃ。
(scallopsさんからの情報にあったのでリンク。)

医師はいろいろな背景を細かくお話してくれた。
結論は
人にとって、経口からの食事摂取は最大の喜びであり、
"食べること"は生命の維持に加えて、QOL(quality of life)
のうえでも重要な行為である。
医師、看護師、言語聴覚士、理学療法士、作業療法士、栄養士、
家族を含めたチームアプローチにより、全人格的に
導いていく、嚥下リハビリの実践が、ますます
重要性を帯びてくる
ということ。

(ここまでは山王病院呼吸器センターの須藤英一先生のお話。)

つぎは言語聴覚士の伊藤さんからの
嚥下リハビリの実習。
座り方    しっかりと奥深く、90度で座る、
食べる前に 1.深呼吸  みぞおちのあたりに手をおいて。
        2.首の体操、首の筋肉をリラックスさせる。
          斜め左上→斜め右下
          斜め右上→斜め左下
          左右にまわす
          左右の横にたおす
          あごをおとしてグルーングルーンとまわす
        3.肩の体操  
          ゆっくり方を上げてストンと落とす
        4.口の体操
          大きくあけて「あ~~む」「い~~え」など
          横におおきくひいて、次にすぼめる
        5.舌の体操
          舌を大きく前にだしひっこめる
          右へ左へ
          鼻の先にくっつけるようにあげて、さげる
          ほっぺたをふくらまし、次におもいっきりへこます
        6.発声練習  パパパパパ。タタタタタ。ラララララ、ガガガガガなど
        7.深呼吸

次は嚥下に関する商品のメーカーからの紹介。
私が使っているもの、持っているものばかりだったので特になし。
(サクションスワブ、エラックスポンジ、ブラシ、各種スポンジブラシ、レトルト介護食)

休み時間はみなさん、メーカーの説明やサンプル収集に忙しい。

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次は歯科衛生士の渋谷さんのお話。
実践もの。
いちばんわかりやすく、すぐに活用できるものだった。
ヘルパーさんが利用者さんに嚥下体操を自然にアプローチするやり方とか、
楽しい体操とか。

自分でコップの水を3通りに飲んでみて、嚥下というものが
どういうメカニズムかをつかむ。
ところが私がしっかり覚えていなくてかけない。

ただ、口の中のどれかの機能がかけても嚥下は難しくなると言うこと。
特に印象的だったのが、奥歯がないとのみこめないということ。
歯が大事と言うこと。
入れ歯は使ったほうがいいということ。
新しくつくらないのなら、古いものを調整して、使うべきということ。

3時間の講習だったけど、いままで自分で得た知識を再確認できたこと、
迷っていたことがはっきり見えたこと、で自分としてはいい時間だった。

うろ覚えでレポート内容が乏しいけれど、嚥下体操に関しては
poco a pocoさんがいいのを見つけてくれて、講習会でも
でてきたことだったので、これをリンクさせてもらうことにする。
ぜひ見てください。

ごっくん体操

嚥下障害支援サイト内にも体操あり。

父の嚥下の状態があまりよくないというのはわかっている。
でも父が最後のときを迎えるまえにもういちどだけ、好きなものを食べさせたい・・
そんな気持ちで嚥下リハビリを細々でも続けると決めている。
もちろん、プロの判断も仰がなくてはならない。
まだまだ勉強することいっぱいだよ、お父さん!

今回の講習会の主催者と概要は こちら

講習会追記へ続く
by ygracia | 2006-06-27 22:58 | 今日のお話


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