母のこと

母は今、有料老人ホームにはいっている。
昨年末、私自身が二人介護の限界を超え、それでも気が狂ったまま
存続しようとかたくなになっていた。
しかし、周囲はもうやめなさいと言う雰囲気。

友や、先生が背中を押してくれて、夫の協力であっという間に
ホーム入居が決まった。

毎月の通院の日にあわせて、母を連れ帰る。
今回は母がめずらしくものわかりがよくて、アルツハイマーの様相を
見せたのはほんのすこしだけだった。
私が父の世話にとびまわり、その間、「たいへんだね~」といいながら
おとなしく待ってくれた。
来た日の夜は、母が父のタオルケットをかけなおしていた。
そんな姿を見るといっしょにいさせてあげたい、
私さえがんばれば、なんとかなるんじゃないかと思いがよぎる。

夜の世話は1日目は全とっかえ2回。
1日にパジャマのズボン4本の洗濯、シーツ、防水シーツなどなど。
ペット用シーツをひいておいたらそれはきちんとたたんでよけてあった。
2日目は寝込んだところで紙おむつテープ式にかえガムテープで
止めた。
これは大成功。脱げないのであきらめてそのまま寝たらしい。
朝にはなにも覚えてないので、一瞬気持ち悪いと感じるらしいけど
そのあと、また爆睡している。よかった。

今回は動きがとてもいい。
シャンプーも泡立てたら、自分で洗い、顔もよく洗った。
ホームではちゃんと歯ブラシで自分で磨くそうだ。
立ち上がりも介護ベットではないので低いベットなのだが、
車椅子を使って上手にたつ。

横向きに寝ることも簡単にできるようになってる。
ホームではなんだかんだとカーテン閉めてねてしまうらしいが
ちょっとずつでも部屋からだそうと努力してくださってるスタッフのおかげだ。

2晩泊まって、ホームに夜帰った。
認知症のおばあちゃん、それほどでもない人、歩ける人、
車椅子の人。
みんな夕食終わってニコニコしてた。
母もスタッフに世話されて、夕食をすませ、私に
「まだいたの?早く帰りなさい」だって。
それでも私の名前は出てこない。
あいかわらず「てっちゃん(母の姉)」だ。

連れてくるときに車の中で
「私は家族がいるからしあわせものだわ」と言った。
母の本音、聞けるものなら聞いてみたい・・・・怖いけど。

poco-a-pocoさんから

モノを忘れてしまうことがあります。カラダが動かなくなってしまうこともあります。自分で自分のことを出来なくなってもいます。でも、決して幼児化したのではありません。どうぞ、一人の人生の先輩として触れ合ってください。触れ合ってくださることで、私の何かが復活していくかもしれません。一人の人間として、尊厳をもって触れ合ってもらうことが、見えない力を生み出すのです・・・・(85歳のAさんの言葉から)

これから介護福祉士を目指す方、いまお仕事中のかた、よく考えてみてください。

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by ygracia | 2006-07-19 23:30 | 今日のお話


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