困惑

介護が終わった人たちが空の巣症候群になるのはよく聞く。
うちに来てくれるケアワーカーさんも3年間の在宅で実母を看て
亡くなった後丸1年間、仕事も何もできなかったという。
働き続けてきた自分が何もする気にならないというのがほんとに
不思議なくらいだったそうだ。

私も今、いままでの事を振り返る時間が突然やってきて
はっきり言って、頭の中が混乱している。

年月にすると、父が老化してきて認知証になり、現在に至るのに
そんなにたっていない。
展開が早かったのだ。
ところが、私の感覚だともう10年くらいたったような気がする。

DLBであることをなんとか周囲に理解してもらって、
父を理解してほしいという行動から、だんだん遠のいていっている。
なぜなら、現場というのは、現在の父の状態を観察して、それに
対処することで良しとされているからだ。
たしかにDLBの症状や副作用や理解していてもらわなければいけないことも
あるけれど、現実はそんなにその症状が重要という感覚は現場には
必要ない。
世話する側、治療する側にとって、DLBの人の機微なんて重要ではないからだ。

でも今現在、DLBに気がつかず、治療されている人、介護されている人、
そしてその家族のために、どんどん声をはりあげていかなくちゃいけない。
生きてきた人生を尊重され、人間としての尊厳を最後まで保って生きる事が
できるように。。。

父はマドパーの投薬で(と思われる)やたら元気。
良いのか悪いのか、わからない。
せん妄も少しあるようだが、影響はでていない。
血管も浮き上がり、先生に言わせると元気になった証拠だそうな。
私と指相撲もする。
ただ私は気分が落ち込んでるので夕方から病室に行くのだが
父が何やら文句を言って、私の手をつかんで離さない。
お父さん、ごめん。もうすこしだけ休ませて。。

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病室での訴え状況。
口の乾燥をふせぐこと、体位を楽にするためにメモをおく。それでも
成功率は60パーセント。読んでない人も多いのだ。
タオルはナースがメモもつけてくれた。
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by ygracia | 2006-10-21 11:44 | 今日のお話


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