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老いた父と母と-いつまでもあなたがたの一人娘でいたい~


by ygracia
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やるせなさ

父が亡くなって、自分探しの旅にでている私。
ヨガに始まり、マクロビへ。でもこれも急にはじめたわけでもなく、
自然に機が熟してこうなったのだ。
父の死後起きたすべてのことが、自然につながっている。

先日納骨式の準備で買い出しにいったとき、デパートのシャトルバスでのこと。

私の前の席に80代なかばの杖をついた女性と、70代の男性がすわった。
最初は兄弟かとおもったが、話の内容からお友達であることがわかった。
ひとしきり、足腰が弱くなった話をして、
女性「毎晩ね、明日の朝は目がさめなければいいなと思うのよ。。」
男性「ま〜ね。自分のからだを調整しながら生きるのもほんと大変だもんね。」
女性「そうよ、部屋の中で、なんにもないところでもよろけるのよ、情けないわ」
ここで男性の叔母さんが肺炎で入院、末期である話がでる。
女性「78才じゃ、まだ若いじゃないの、かわいそうに。」
男性「でもさ、人間、そう簡単に死ねないよ、死ぬのも楽じゃないよ」
女性「そうね、簡単に死ねないわね」
男性「そうそう、こんどは、あそこの店に食べにいこうね。」
女性「うんうん」

このふたりのお年寄りのお話をすっかり聞いてしまって、
やっぱり私はまだまだヒヨッコだと思った。
人生100年として(長過ぎ?)自分を自分で支えて生きるって
まだまだ私はわかってないもの。

父が亡くなって、何かお年寄りのためにできる事がないかと思い、
いろいろ考えたのだけれど、怠け癖のある私はにはなかなかむずかしことみたい
とあきらめた。

考えたのが、
認知症ケア専門士(実務3年以上だからヘルパーならなきゃならん)
言語聴覚士(専門学校または大学だから2、3年かかる、お金も)
認知症アドバイザー(残念ながら区で講習がない、どうやってなるのかもわからない)

今から介護士になる気力も体力もないし、やっぱり自分をすこし
見直そうとそんな気になった。
母のことも私自信が落ち着かないと、決められないし。
母をホームに置いておく理由が、こじつけみたいでどうにも落ち着かなくて。。。
でも実際には母の健康管理が家でパーフェクトにできるわけもないし。。。

ネットサーフィンしていると、認知症ケア学会などからいろんな活動を
目にして、プロも頑張ってくれている事がよくわかる。
それなのに、末端のわたしたちは医療体制にしろ、介護体制、施設
いろんなところで、いっぱいイヤな目にあっている。
なんで、いろいろな活動の成果があらわれてこないんだろう。

資格を持たなくても、ねこみみさんのいうように、
介護家族がすこしづつでも、声を張り上げて
いけばなにかがかわるかもしれないし。
現にそうやって、世の中をすこしづつ動かしている人もいる。

いろんなことを考えるけれど、まずは自分のコントロールに専念しよう。。。

猫といっしょに考える。。。。。






やるせなさ_b0055939_1425042.jpg

by ygracia | 2007-04-22 14:35 | 雑感