新しいホームへ

過労がたたって、目がさめたら9時半。
母は車いすにすわってた。
「おかあさん、ごめん、おきれなかった〜、気持ち悪くない?」
「なんもなんも、寝れなかったの?」
こういう時間があることはほんとうはしあわせなんだけど。。。

自分のトイレもそこそこに、母の世話開始。
また朝からシャワー。
でも気持ちがいいという。

昼過ぎに息子の運転で新しいホームへ。
娘もバイトから急いで帰って来て同行。

皆がいっしょだったので、特に行きたくないとは言わなかった。

いままでより少し遠い距離。
それをわかって、遠いねと繰り返していた。

ホームで花束で迎えられ、とてもいい顔。
自分から「よろしくお願いします」って。

部屋の模様がえをして、荷物をといて、娘たちをおいて
私は手続きへ。

その間、娘が母と話していた。
「てっちゃん、遅いわね」
「てっちゃんじゃないよ、ゆみこだよ」
「てっちゃんでしょ、あの人」
いろいろ話していたら、自分の出生地は北海道の美唄だというし、
秋田の話をしてみると、
「秋田はばばちゃんのいたとこ」と昔昔のことはきちんと答える。
でもゆみこが自分の娘だということには納得いかないらしい。

息子の名前はすぐにでてきて、娘の名前はでてこなかったと
娘が残念がってた。

「こんなに広いところどうやって見つけたの?」
人がいっぱいいるねというと
「逃げられないね」と笑ったという。
また遠すぎて、会いに来てっていえないねと言ったという。
いろいろ頭が回転して話していると疲れがでてきて
だまりこくる。
すると、娘に「あんただれ」という感じだったという。
15分で記憶が消える人と同じ感じだと娘が言った。

お迎えのおばあさんと挨拶していた。
今日はすこし、緊張していた感じ。
でもまた聞かれた。
「私、いつまでここにいるの?」

いままでの小さなホームとちがって、システムも異なる。
でも介護長とも担当主任とも話して、安心感は生まれた。

家族でしかできないこと、それを続けて行こうと思った。
忘れられた娘でも。。

おじいちゃんと同じだ。。
娘も私も感じた。
レビーだなと思われるおじいちゃん、奥さんに手を引かれて
お部屋に入って行った。
娘もずいぶん勉強しちゃったのだな〜〜。

帰りの車の中で今日はじめての食事、
おにぎりほおばりながら、涙がでた。

明日はまたホームへ。
忘れたパジャマと、ベット柵を届けに行く。
どんな母がいることやら。
by ygracia | 2007-09-02 01:48 | 母の記録

老いた父と母と-いつまでもあなたがたの一人娘でいたい~


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