母の様子

今日は母の眼科の日。
夕べ眠れなかった私だけど、予定変更するといろいろ大変だから
えっさえっさと出かけた。

母は元気がなくなっていた。
笑いもない。
いろいろ聞くと、どうも話しかけるヘルパーや介護士がいないらしい。
確かに前より人数も多いし、ホールにいるお年寄りの世話だけで
いっぱいみたいで、おトイレだって自己申告しないと連れて行っては
くれないらしい。
それでも母は自分で車いすで出て行くらしいので、そこは安心した。


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イヤな人いるの?と聞くといるわよと答えた。
すぐに「いいの、あきらめてるから」と言った。


母のことをナースに聞こうとホールに出ると、
この間レビーではないかというお父さんにヘルパーたちが3人くらい
たかっていた。
よく聞くと足の炎症のお薬をつけかえるのを「だめだ!」
と怒鳴っている。
「大臣からいただいた大事な靴なんだ」
「何処へ持って行くんだ」
「だめだ」
みんなでああだこうだという。
若いナースが切れ始まった。
「もういい、そのままでいい」
「はがすから」
「じゃ、自分でやれば」
その剣幕にヘルパーたちは無言。
さっきまでお父さんの相手をして笑わせていた実習生は
泣きそうな顔でお父さんを押さえながら、ナースを見上げている。
私はいてもたってもいられなくなり、そばへ行く。
でも何もしてあげられない。
こんなに押さえられてはお父さんだって必死に抵抗するのに。
最後に捨て台詞とお父さんの膝をたたいていったナース。
それでもヘルパーはなにもいわない。

いったん部屋にもどり、怒りがこみ上げたけど
母に若いナースはどうか聞いた。
ふたりいるからどっちかわからないと答える。
問題はないという。
母に今見た一部始終を話すと母が言った。
「だいじょうぶ、やられたらやりかえすから!」
ひぇ==頼もしい!!

またホールに戻ると、お父さん、裸足のまま呆然としていた。
がまんできなくて話しかけた。
そばにいた機能訓練士の女性も来た。

「お父さん、だいじょうぶ?足、いたくない?」
にこっとして答えてくれた。
「だいじょうぶだよ、たいしたことないんだから」
「でもお薬つけたほうがいいね」
「そうだけど、いまじゃなくてもいいんだよ」

「俺だったらあんないいかたはしない」ナースのことを言っている。
「じゃ、寝る前がいいかな」

「飛行場、ほら飛行場から来たのか?」
「飛行場?」
「うん、」
「成田?」
「いやいや、小さいのだ」
「羽田?調布?」
「いや、あそこ、長野だよ」
「長野?、わ、長野はいったことないわ」
「そうか、いったことなかったか」にこにこしてた。
「足いたくないの?」
「あげると痛いな」

「うん。そういってくれれば俺だってわかるんだよ」
「。。」
別のナースがきてアズノールを塗った。
「静かにあげてあげて」言ってしまった。

このおせっかいな性格どうしようもないけど、がまんできなかった。

眼科にいくバスの中で介護長と話す。
母のところに人が来ないという話から
この方が夜間も手がかかることがわかった。
プライバシーもあるので詳しくいえないけど、
役職にあった方で知的レベルも高く、プライドも高い。
行った病院で診察うけて脳の萎縮はないから
わからないと言われたという。
レビーかもしれない。

帰りにお父さんをみると
あの空中浮遊の手つきをしていた。
つまんで取る、だいじなありがたいものを一生懸命。。
目が不自由ということでもっと問題が大きいのかもしれないけど、
その目がどのくらい見えないのかは誰もしらないという。
でも私には左目で私をしっかり見ていると感じたのだ。。

他人のことなのに、今日はほんとにたまらなかった。
もし父が、わからない人たちにあんなふうに扱われたら
私はだまっていない。

情報過多がいいとは思わないけれど、情報があることで
救われることもずっとずっと多いと思うんだ。
介護長にドクターコウノのサイトを見るように言った。
彼女は話を聞く人で、良かった。
このお父さんにもいいことがありますように。

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by ygracia | 2007-09-12 21:50 | 母の記録

老いた父と母と-いつまでもあなたがたの一人娘でいたい~


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