まいった

家族の非常時というときはこどもがたくさんいればよかった
なんて思う。

母はかなり元気だ。
自分が脳梗塞だということも
ぼけてきたこともわかっていて話している。
でもどこまでわかっているのかわからん。
看護婦さんがくると異常にはしゃぎ、赤ちゃんがえりのようになる。
やっぱり母じゃない。

食事は要注意だ。
めんどうくさくていっぺんにいっぱいほおばるので
むせる。
お茶もいっぱいふくむのでまたむせる。
誤嚥がこわい。

院内感染は患者にも家族にもずいぶんちゅういがあるが、
よく観察していると病院側のほうが手抜きだ。
尿がめをチェックしたその手で患者にさわり、
食事のはしなどを用意したりもする。
食膳台もふいている気配がない。
昨日の食べこぼしがこびりついている。
部屋の出入り口にあるドライアルコールは何のため?
使っているのは教授?と私だけだ。
最悪。

母は私にそばにいてほしいのに
うるさいともいう。
こまったもんだ。

父もあかちゃんがえりをした。
自分でなにもしない。
なにかさせると、すぐに眠くなったという。
夜中は2時半から3時におきて着替えようとする。
トイレは2回。
私も昨日は熱がでて、どうにも動けず
ベットのうえから叫んだ。
まだ2時だよ、お願いだからねてちょうだい~おとうさん!
「わかったよ~」
父も大声でこたえた。
わずか70センチはなれてるだけなんだけど、
たぶん父は私が2階から叫んだと思ってる。
ポータブルトイレではないところの音を聞きながら
私はもうなにも考えずに寝た。
もちろん朝、みずびたし~~~~
by ygracia | 2004-10-30 00:28 | 今日のお話


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