母と今年初めて

母に会いに行った。
栗きんとんと、黒豆持って。

私の風邪はいっこうに良くならず、まだ咳がぬけないし、
風邪声。
ホームの受付の方にも「長いですね〜」と言われた。

私は上にはあがらず、ホールで待つことにした。
夫が主任さんと母を迎えに行く。

母は元気そうに嬉しそうに現れた。

「きんとん作ったよ」
「今度は失敗しなかった?」

いつのことだか忘れたけど、失敗したことがあるらしい、私。

私はかなり小さい頃から、このきんとんの、さつまいもの
うらごし係だった。これをしないときんとんは無しと言われて、
一生懸命やっていた。編み目をななめにおいて、かまえて、
必死だったな〜〜
母に聞いた。
「今回はしばらくぶりで作ったからなんだかきんとんが透き通ってないの。」
「汁の加減ね。練りすぎて水分飛んでるもの」
「へ〜〜」

「黒豆、ほらしわしわじゃないでしょ、つるつるだよ〜」
「うん、いい感じだね。」
母は電気のほうろうの深鍋で黒豆を煮ていた。覚えてるのかな。
「おかあさんの鍋使えば良かったのに。」
覚えてた!

今回は孫たちの名前もしっかり出てたし、自分から質問もして来た。
「ゴウは何してるの?」
「ピザ屋さんでアルバイトしてるよ、制服きてがんばってるよ」と夫。
「あら、そう、偉いね〜〜」
「りょうこは?」
「今日はね、寝てておきやしないのよ」
「そりゃ、正月だものねてていいわよ」

「ヒロシさんにも悪かったね、わざわざ来てもらって」
「正月だからだいじょうぶ、おかあさん、元気で良かった」
「うん、元気だから心配しないで」

私の風邪がよくないことを見た母は、早く帰りなさいという。
それでも別れ際、
「いつ迎えにくるの?」
「風邪が良くなったら来るから」
「そう、早く直してね」
といつもの会話になった。

顔つきも落ち着いていてちょっとだけ安心した。
黒豆ときんとんを食べさせたいという、私の自己満足だけど、
ことしも食べさせてあげられてほんとうに良かった。

父にできなかったこと、すこしでも母にはしたい。
それがほんとうの気持ち。

今年も悩むこといっぱいかもしれないけど、できるかぎり
ポジティブに考えて、過ごそうっと。

げんきんなもので、母に会ったら、咳もすこし収まったような気がする。

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by ygracia | 2008-01-03 22:38 | 母の記録

老いた父と母と-いつまでもあなたがたの一人娘でいたい~


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