生きること

夫の昇進のお祝いをしてくださるというので二人で出かけた。

呼んでくださったのは、80才と75才のご夫婦。
いきつけのお寿司やさんで、元気に迎えてくださった。

夫が仕事の師として何十年も一緒に過ごして来た方、まだご自分の会社に週2回は
出勤していて、矍鑠としていらっしゃる。
夫を息子のように思ってくださっていて、その愛情を十分に感じた。

お話を伺うとおふたりだけで暮らしていらっしゃる。

特に趣味をするというわけでもなく、淡々と。

ご主人は朝4時におきて、本を読まれたりしているそうだ。

奥様は65才からひとりで、海外旅行ツアーに参加していらしたとか。
いろんな国をまわられて、ノルウエーやフィンランドがお好きだという。

本を読めと、夫はしかられていた。

経営のノウハウであることばを箸袋に書く。

若い?わたしたちは感動。

企業として、ハンディキャップの施設への寄付と運動を続けていらっしゃるという。
日本の企業にはそういう基盤がないという、わたしたちが思っていることを
語ってくださった。そして実行されていることに感動。

そしてもっと感動したのは、
独立して企業を立ち上げたとき、収入がなくて、それでも
奥様にはひとこともいわずに、工面したお金をお給料として
渡し続けたというお話。
奥様はなんにも知らずに、受け取っていたって。
ワンマン社長としてと名高かったかたがほんとうに
家族を大事にしていらっしゃった。

しっかりしたリサーチと、世界の動向と経済を見抜く洞察力。
そして、いちばんの力は ”体力”

日本の発展と経済に大きく貢献してきた80才の言葉は重かった。

高齢だけど、マイペースで活力あふれる男性と、同じくマイペースで穏やかな女性を
見て、やっぱり生きるってすばらしいと思った。

そんなお二人にもやっぱり老いることへの不安ははしばしに見られた。

奥様の痛む指をみて、アロマオイルをプレゼントしようと心に決めた。
父の指を思い出したから。。。

人間、生きることはすばらしい。

日本語を教えている南米の若者と、ビザの話から、なぜ彼が自国を出て来たかという
話になり、それからイギリスの外国人受け入れ体制の話を聞き、
彼の考え方に共感。
そして、世界中どこにいても、どうやって生きるか、何を選択するか、
何が自分にとって幸せか、
それを考え続けながら、人間ってやっぱり、生きて行くんだと
つくづく思った。

80年の命も27年の命もどちらもすばらしい。


人間、生きるとこ、それが生命、それが与えられた仕事。。。
どんなかたちでも。。支え合って。。。
by ygracia | 2008-03-11 13:45 | 今日のお話

老いた父と母と-いつまでもあなたがたの一人娘でいたい~


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