怒涛

何が怒涛なのか、母の病院の帰り道、自分の置かれている状況を
考えていたら、なんだかおかしくて笑いたくなった。

いろんな人に大変なのよ、大変ねと言われてみても、
私は父と母のひとりっこで、頼る親戚もなく
そうなると自分で親の最後まで責任をおっていかなければならないのだから
近所のおばさんに「ゆみちゃん、ひとりむすめだからね、しかたないね」
と言われるほうがよっぽど、ほんとうの励ましになるんだと今日気がついた。

父は病院に頭の傷の消毒にいき、
一日、眠い状態で、ぼけたのか、ねむいだけなのか
はたまた頭の打撲のせいなのか、さっぱりわからない状態だった。
でも吐き気もひどい錯乱もないし、じっと見守るだけ。
嚥下障害が前からあるが、この2,3日とっても心配だ。

母の主治医から電話がはいったのが夕方。
父の夕食を用意し、娘にくれぐれもむせさせないように
頼んですぐ病院へ。

母は昨夜、自分でトイレに行こうとしてベットから転落。
発見されたときはなにも痛みもなかったらしいが、
昼ごろから、股関節の激痛に苦しみだし、
さっそく整形の診察をうけたところ、股関節骨折だった。

神経内科の先生がたと、整形外科の先生がたに説明を受け、
母の大腿骨にはいっている金属が人造骨とうをつけるのにはじゃまをするので
金属をとる、大手術をするか、骨頭壊死のリスクがあるが、
骨折部にピンを入れる手術にするか選択をせまられたが、
壊死になる可能性や、期間をきいても
また、母の年齢、脳梗塞のリスクを考えても
ピンのみの手術と即座に決められることができた。
あんまり悩まなかった。冷静だった。
痛みをとることが先決。
ほっておいてなおるものでもないし、手術しかないのだ。
もともと虚弱児だった、母。
骨はほそくて、弱かったし、歩けなくてもいい。
痛みがなければそれでいい。
壊死がおきてそのとき痛みがでてきたら、また考えよう。

娘にその話を伝えようと電話をいれたら、父がむせたという。
もう心配でどうしようもなくなり、母の話はしなかった。

夫が心配して電話をよこしたが、またあとで説明するねといって切った。


神様、私にすばらしい試練をありがとう!
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by ygracia | 2004-11-04 20:55 | 今日のお話

老いた父と母と-いつまでもあなたがたの一人娘でいたい~


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