元気出す!

やっと母のところに行って来た。
氷をサーモにいれて、かわいいコップ、水まんじゅうに、パイまんじゅうに
メロンまんじゅうに、おせんべと。。
ホームでコーヒーを買って、母の部屋に。

ぐーぐー寝ていたのだが、「おかあさん」と呼ぶと、すぐ起きて、
「あ〜〜〜」とすがりついてきた。
もうだめ。

「ずっと来ないから、一体どうなってんのかと、わからなくなったよ」と言った。
歯をいれて、顔をふいて、化粧水をつけて。
この化粧水、ちっとも減らない。
何度も顔洗ったら、たっぷり付けてくださいとお願いしているけれど、
わすれるんだろうな。。

水まんじゅうを食べて、ごきげん。
コーヒーは結局私の分も飲んだので、2杯。
で、持っていった、おまんじゅう結局、おいしい、おいしいと全部食べた。。。
血糖値あがりますと、主任に伝えておいた。

OS1ゼリーも飲んでくれないからと、ストップしていて
賞味期限切れた。
冷やしてくださいとお願いして来た。
冷たければ気分も変わって飲んでくれるから。

サマーセーターにたまごがこびりついている。
ズボンにごはんつぶがこびりついている。
濡れタオルで拭けば、すぐ取れるんです、家族にしてみれば
親が汚いままはいやなんです。
主任に見せた。
やっぱり忙しいとできないんだろうな。

母が何回もうちに帰りたいと言う。
だから、もうすぐと何回も言うと、荷物をもう持って行っていいよという。
ずっと帰れると思っちゃったらしい。
あんまり聞くから、おかあさん、これで6回目だよっていったら、
「そんなに聞いたかしら、それでも教えてよ、いつ帰れるの。」

いろいろ話して、私の具合がおさまらないと、ふたりで脳梗塞起こしちゃうから、
おかあさん、もうすこしがまんしてと話すと、わかったと言う。
おかあさんが元気ないと、私も具合悪くなる。
小学校のとき、おかあさんが入院して、私は心配で一晩中寝なかったので
お父さんに怒られたと話すと、笑いながら
「お父さん、元気?、、、、死んだかね」

ホールにあたらしいおばあちゃんがすわっていて、
私を追いかける視線が痛々しかった。
家族かもしれないと、必死で見ている。

Tさんは相変わらず、アンダーシャツ一枚とジャージのズボンで、
もう私としては悲しいというかなんというか。
でもよそのお父さんだからどうしようもないけど。

お部屋でひとりのTさん、壁をたたきながら、確かめている。
部屋は転倒防止のため、なにもない。
寝るためのマットレスも壁にたてかけてあるから、
すわりたくてもすわるところがない。
壁につたわりながら、歩くTさんの顔には疲労が見える。
ウレタンフォームのソファでもはじっこにおいてあげたい。

主任に、よこになりたいんじゃないかといって、Tさんに聞いてもらうと
寝たいと言ったので、準備が始まった。
私はだまってTさんをみていると、父とおなじ行動がはじまった。
服を着ていないのだが、あきらかに、シャツのボタンをはずす行動。
つぎに、ベルトをはずして、ズボンの前チャックを探している。
着てはいないのに、長年の習慣で、ちゃんと行動している。

あきらかに、スーツのズボンをおろす準備。
背中を向けてた主任に、知らせて、トイレへ。

長年社長さんとして、お仕事されて来たのです。
肌着でいいわけないのに。
脱いじゃうから、着せないっていうのはだめ。
すてきですね、の一言で、脳内整理されるのに。

壁に向かって話していたTさん、
「両脇、3本、真ん中の2本とれば、完璧だ、それでいい」
昔のお仕事の機械、品物か、なんだろう。

やっと椅子にすわったTさん、
足を組んで、姿勢良く座る姿に父が重なった。
もう目を閉じて、眠たそうで
疲れた顔で、むくんでいた。。
むくんでいるときはせん妄がひどくなる。。

家ならば、もっと自由に休みたいときに休むことができるだろうに。
でも家族もお世話ができないから、施設にお願いしているのに、
現実は、やっぱり、事故を起こしちゃ行けないから、
普通の生活ではなくなるわけだ。。

今日の若いお嬢さんヘルパーさん、
母の部屋の入り口の、のれんを落っことしたと言う。
私もあとでつけてくれるのだろうと、そのままにしてたら、
「わたし、落としちゃったんだけど、どうやっていいかわからなくて。。」

「???これはね、突っ張り棒だから、こうやって、、」

結局足の悪い、太いおばちゃんが椅子にのって、のれんを付け直した。

母に夕食までいようかと言うと、帰って良いよという。
「おかあさんが元気ださないと、私心配で帰れない」
「だいじょぶ、元気出す!」
母がさよならといったので、さよならって言わないでと怒ると、
ははは、と笑った。

やっぱり、私も元気だして、早く母を連れて帰りたい。


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Commented by ウルル at 2008-07-28 01:50 x
ほんとに・・・   言葉にならない切なさが沸いてきます


施設に預けるってことは 色んな事に目をつむって我慢しなきゃいけないことなのだろうか。
そうじゃないよね
でも、現実は人手があまりにも足りなくて理想論通りにはいかない事ばかり。


まだまだ暑いです
どうか、お体 ご自愛くださいね
Commented by ygracia at 2008-07-29 10:49
ウルルさん、ありがとう。
母のことになるとどうにも落ち着かなくなる私なので、こまりもんです。
施設もね、みな気をつかって一生懸命働いているので嫌な人はひとりもいません。だけど、やっぱり手が足りてないのですね。
ウルルさんも体気を付けてくださいね。
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by ygracia | 2008-07-26 02:46 | 母の記録 | Comments(2)

老いた父と母と-いつまでもあなたがたの一人娘でいたい~


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