病院風景

毎月1回病院へ行く。
今年、あまり乗らなくなった愛車を手放したので、通院もすこし億劫になって
いる。
なんとなく電車に乗ってでかけたものの、慣れていないから乗り過ごしたり、
歩きまわっちゃったり、着いた時には血圧あがってる。。

病院は見ているのは好きだ。
母が看護婦だったこともあるし、両親介護でいやっというほど病院通い。
家人が大病したときも病院通いが嫌じゃなかった。

人間ウォッチング。
認知症の両親介護の経験から、どうしても神経内科や内科や整形や、眼科や
受付や、困っているようなお年寄りには目がいってしまう。
ボランティアさん、何してんの!と怒鳴りたくなったりする。

神経内科から入院中の患者さんが出てきた。
看護師が「〇〇さん、病棟からお迎えが来ますから、ちょっとここで待っててくださいね」と言うと
「え、病棟? 私入院なんかしてないわよ。病院なんかかかったこと一度もないんだから!」
「・・・」
「病気なんかしたことない、医者知らずなんだから」

可愛い花柄のパジャマで叫んでいた、お年寄り。

待合室、大事そうに茶封筒を抱えている超高齢のおじいさん。
なんども立ち上がって、不自由な足を引きずって、窓口に行く。
「すみません。ここで待っていていいんですか?」
「はい、先ほども言いましたけど、まだ前の患者さんが4人いらっしゃるので、
もう少しお待ち下さい。」
「・・・」
しばらくすると、おじいさん、不安な顔で、また同じ質問をしに行く。
苛立つ職員。。
通りかかった別の窓口の職員が、倒れそうに歩くおじいさんに寄っていった。
「だいじょぶですか?もうだいぶお待ちですよね。ごめんなさいね。
あとどのくらいか、もう一度聞いてきますね」
戻ってきたこの職員、「次ですよ、すぐ呼ばれますから。良かったですね」
おじいさん、「ありがとう」と言って、診察室に入っていった。
ちょっとした出来事。ちょっとした気づき。ちょっとした気遣い。

支払い終わって、待合室の横の休憩所に行く。
車椅子の中年女性。。
向かい合わせに夫がいる。
「死にたい。。」妻。
「?死にたいの?そんなこというなよ」
妻「死にたい。。」
不自由な身になった自分を受け入れられないのだろう。。

家人の病気で死が目前に来た時に、私もドンと落ち込んだが、
その時の気持ちを思い出してしまった。

夫と娘に付き添われてきた女性。
綺麗に着飾っている。
入院患者さんだ。
気持ちはどこかへ飛んでいる感じ。
家族は疲弊している。
たいへんだなあ。。

ほんの数時間の間にいろんな気分になってしまった。

次回はあまり周囲を見ないほうがいいのかもしれない。
気がつかない人になりたい〜〜

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# by ygracia | 2017-10-15 01:08 | 気まぐれなお話 | Comments(2)

老いた父と母と-いつまでもあなたがたの一人娘でいたい~


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