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老いた父と母と-いつまでもあなたがたの一人娘でいたい~


by ygracia
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どうにもこうにも

毎日、試行錯誤。
母のトイレは、私の言葉ひとつで大変なことになる。

どうにもこうにも_b0055939_2223380.jpg


今日は息子が熱をだし、受験間近というのに、ダウンしたので
母に呼ばれてもすぐにはこれないからね、というと、
1時間おきに呼ばれた。
相変わらず、呼び出しボタンは忘れ、父を使う。
そして父を怒る。
そんなにでるものでもないから、2時間でだいじょうぶよというと
今度は呼びもしない。
心配で見に行くと私の顔をみるなり「トイレ」という。
私のほうがノイローゼになりそうだ。
夕べも一睡もできなかった。
母がベット柵を蹴飛ばし、はずして床に投げつけるので
すごい音がするのだ。
紐でしばったものの、トイレのたびにはずさなくてはならず、
こっちが大変。
夜中は母も無意識に行動するので困った。

母はやはり別人になった。
痴呆症(認知症)の気配もする。

・顔つきが悪い。まるで鬼瓦のよう。
・自分の要求しかしない、通らないとパニックになる。
・人との協調性はない、父といっしょに食事をはじめることができない、
ごはんをみるとすぐ食べる。
・毎日の同じ行動を忘れる。呼び出しボタン、ベットのリモコン。
・すべてやってもらおうとする。してもらえないと怒る。
・羞恥心がゼロになった。
・すべてめんどうがる。

ケアマネさんに聞いても24時間介護というほどではないから
結局週何回かヘルパーさんにはいってもらって私が休むということになるだろう。

父はおかしいけど、楽しい。
「気象庁から電話あった?」
「????」
「夢だと思うけど、幹部がきて、会議の準備をするんで、その連絡を・・」
「夢だよ、仕事のときの記憶じゃない?」
「そうだな、昔のことを思い出したんだ。夢だと思ったよ」
「心配しなくてだいじょうぶよ、」
「心配してないよ、夢だから」

今日は娘が「もちっこ」でおもちをついたので
父を呼んできて、つきたておもちをいっぱい食べた。
父は嚥下が弱いから気をつけていたが、しっかり食べた。
好物なので喜んでいた。

母にも小さいのを持って行ったが、一口でぺろ、
それもこっちをみもせず、テレビをみながらで
なんの興味も示さなかった。
そんな母ではなかったのに・・・

父と母がこういう状態になって、郵便物の管理も気を抜けない。
このごろ、父が元気で郵便受けを覗くので母宛のいろんな
郵便物を母に渡してしまい、書類を破いて捨ててしまうところだった。
挙句の果てにほかの郵便物は古新聞の中に入れられていた。

あ~あ、今夜も眠れない、なが~い夜が来る~~
by ygracia | 2005-01-06 22:23 | 今日のお話