アスタ マニャーナ、また明日! gracia.exblog.jp

老いた父と母と-いつまでもあなたがたの一人娘でいたい~


by ygracia
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退院

午前中、父は上着をきて、革靴をはき、ビシッと決めてナースステーションへ。
「こんな、ジェントルマンだったのですね」と言われた。
ナースに出ない声で「お世話さま」と言った。
「聞こえますよ。お元気でね」
みんなに握手され、声がでないぶん、ナースたちに
気遣われていたのだと、わかった。

いつもより、はっきりしない父だったが、リハビリの部屋に行き、
先生のいる方向を見せた。
「だいじょうぶ、目があったから!」と先生。
レビーを知っていた先生で、ほんとに良かった。

夫もきてくれたのでスムーズに家に戻れた。

食事はイワタニのミルサーで、どろどろにして、
病院のようにはいかないけど、すこし、口当たりがある程度にした。
少しづつ、刻み食にもどしていきたいけど、歯を作らなくちゃならないし・・・
頭が痛い。

夕方夫が珍しく早く帰宅して父と会話。
ふとった私を話の種に、「おとうさんの娘にはおもえないね」と
夫が言うと、父が顔をくずして笑った。
病院でも「おとうさん、娘がいてよかったね、奥さんよりいいよね」
というと、「うん」とはっきり父が答えた。
たまには夫の言葉かけもいいものだ。

やはり、父は自力では立てない。
ただ、なんかの拍子にたってしまうと怖い。
目が離せない。
ま、現在9時過ぎだけど、順調に行ってる。
今夜から父母の部屋に常駐する私だ。
猫たちも全員参加。


さて、話は変わるけど野田明宏さん に、「熾烈な介護最前線」と
紹介されて、びっくりしてる。
熾烈というのは、野田さんのほうで、私のは「混乱最前線」だ。
ちっとも熾烈じゃないのでちょっとはずかしい。
こんな混乱日記でよければみなさん、見てください。
またご意見、介護方法なんでもコメントしてください。
by ygracia | 2005-09-28 21:31