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老いた父と母と-いつまでもあなたがたの一人娘でいたい~


by ygracia
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年の瀬に その2

本当は今日母を迎えにいく予定だった。
ところが、まるで登校拒否の子供じゃないけれど、私がゆうべから一睡もできず、
朝になったら、頭痛、鼻水、目がうるうる、で風邪引き状態。
一挙に気が重くなってしまった。

我が儘承知でホームに電話して31日にお迎えにいく事に変更した。

ほんと情けないけど、気が重い。
一方では母にいっぱい孝行したいという自分もいるんだけれど。。。。

ネットサーフィンしてたら、またいろいろな介護日記を見つけた。
むかしに通り過ぎた事があるみたいだけど
そのころは何にも感じてなかったのだ。

高齢者の食事の工夫をしていらっしゃる方がたくさんいる。
父にももっともっと気を使っておいしいもの食べさせてあげるべきだった。

2005年に父は普通食。
2005年の後半に脳梗塞で、とつぜんミキサー食。
2006年前半はミキサーと刻み食。
2006年2月におまんじゅうをおいしそうにひとりで食べたのが最後の食事。
2006年3月に胃ろう。
6月からすこしづつ経口も試みたけど、ほんの数回で取りやめ。
10月、豚汁を少しなめた。口からはほんとうに最後の食事となった。
2006年11月、アイスクリームを食べさせてあげようと準備したけど
二度とたべることはできなかった。

私の介護歴は母の骨折からはじまって約12年。
母が骨折を繰り返し、糖尿だったから食事の世話と
生活介助。
父の徘徊からは4年半くらい。

父と母の食事は別に作っていたけれど、何を食べさせたのか
今はなぜかあまり思い出せない。
料理は好きだけれど、父の動きに振り回されるようになってからは
買い物にもいけないし、
食事の準備にかかるときは疲れ果てているという感覚が
いつもいつもあった。
どうにもならないときは、母にはお寿司、父にはうなぎと、
決まってでき合いのものを出してたような気もする。

父が胃ろうになってからはじめて食支援ってすごく大事なんだと
感じた。一歩遅かったと本当に感じている。

世の中、一生懸命高齢の家族を世話している人がいっぱいいて、
みんな創意工夫でがんばっている。

すごいよね、人間って。
やさしいよね、人間って。
by ygracia | 2006-12-30 00:41 | 今日のお話