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老いた父と母と-いつまでもあなたがたの一人娘でいたい~


by ygracia
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ひさしぶりの介護2

パニックは私の方。
静かな父と違って母は受け答えもあるし、自分の意志で動くから
やっぱり大変だ。
そんなことで大変と言ってたら、認知症家族をケアしている人々から
バッシングにあいそう。

要するに母のリズムを読み取れないからパニックになる。
母は「あそこ(ホーム)ではお風呂にもはいってないし、おしりも
洗ってくれない」という。
そんなことはないんだけど。ケアはよくできてる方なのに。。。
だけど私はすぐに不安になる。

どうも連れてくるときにコートをちゃんと着せずに
かたにかけただけがわるかったのか、母が微熱。
37度まであがった。
でも本人は平気というので葛根湯エキスを飲ませた。
病院でも先生があったかくしてればいいですよというから
様子見。
夕べは夜中の2時にパッド交換する予定が、
週刊誌みながらねむってしまい、気がついたら朝の4時。
母は掛け布団もはいで丸まって寝ていた。
これで風邪引いたかな。。。
ホームとの温度差もあるし、むずかしい。

母との会話
「おかあさん、いろんな名義変更なんだけど、全部わたしでいいかしら?」
「ああ、もちろんいいに決まってる。わたしはすぐ死ぬからね。」
「え〜〜おかあさんは健康だからだいじょうぶよ」
「いや、すぐだよ、」
「げんきだってば、わたしよりげんきだもん」
「だけどね、あたまがぐちゃぐちゃになったからね」
「。。。。。」

娘と
「りょうこ、大きいんだね。」
「そんなんでもない。162くらいだから」
「ゆみこよりおおきいよ」
「おかあさんは153しかないよ」
「あれ、そんなにちいさかったんだ」

母の会話はずいぶんしっかりしている。
入居したときとは大違い。
普通の会話していたはずが、とつぜん
「△○****だからね〜〜」
「はやく〜〜はやく〜〜はやくして〜〜」
「だから*****なんでしょ〜」
「てっちゃん〜〜てっちゃん〜〜トイレトイレ〜〜あ〜〜ごはん、」

今回は2度ほど自分で車いすを動かして、トイレに行った。
パンツをあげる力がないからハンケツ状態だけど、
だまってたら、けっこう自分で動いていた。
ちょっと覗くと「あ〜〜ふ〜〜」と言ってあとは自分ではしなくなる。

わたしは2回母にどなった。
自己嫌悪も爆発した。
それでも母をいつか手元にもどしたいと考えるのはどうしてだ。。

「いつ家に帰れるの?」
「わたしがげんきになったらね」
「どこがわるいのさ〜〜」(とつぜん北海道弁で)
「高血圧に糖尿病、あとぜんそくみたいなせき、これって
ほんとおかあさんの遺伝だよね〜〜」(いやみな私)
「そうだね〜〜私もせきはよくでてたね〜〜いまはまったくないね、
なおったのかね」
「ほんといつのまにかしなくなったものね」
「糖はでてるのかい? たべるものをぐっとがまんしてごらん、
一回がまんすれば、でなくなるから。やってごらん。」
「。。。。。」

たった2泊の母との生活、なかみはかなり濃いのだ。。。
by ygracia | 2007-03-14 05:31 | 今日のお話