2007年 11月 07日
なんとなく。。
私はひとりっこでかなり甘やかされて育った。
母は厳しく父は優しく、で大事に大事にされてた。
だから苦労をしたことがない。
いい意味でも悪い意味でも苦労知らずの世間知らずのおばんである。
50を過ぎて(とっくにだけど)まわりに「うつ病」の人が増えた。
介護中は私もうつで治療寸前だった。
介護じゃなくても今は気分が落ち込むと「うつ」だと皆言う。
高校生のときに「過呼吸」を経験。
トップクラスの集まる高校に進学してそのプレッシャーに
負けそうになり必死だったころ。
当時は過呼吸なんていうのも聞かないし、パニック障害も聞かなかった。
付けられた病名は「心臓神経症」
20代になって十二指腸潰瘍をやった。
これもストレス性。
元気で子育て没頭した30代はちょいと腫瘍がみつかって
手術した。これもストレス?
40代で忙しくボランティア活動してたら、突然
ふってわいたように心臓が怪しくなり
検査したけど心臓は問題なし。
病名は「パニック障害」
地下鉄に乗れなかったのだ。
自己暗示で回復。
父の介護中にやはり腫瘍マーカーにひっかかり、
これもストレスが大きく影響していると言われた。
現在は問題なし。
結論。ストレスに弱いおばんということだ。
ストレスに打ち勝つにはどうしたらいいのか。
負のスパイラルに陥ったらどうやって、這い上がればいいのだろうか。
認知症における「うつ」の状態も高齢になって、体調管理のできない、
精神管理のできなくなった自分への不安からストレスが過剰になっている
と思うのだが、医師はすぐに抗うつ剤を出す。
抗うつ剤も使い方に気をつけなければいけないから、高齢者には
やさしい漢方がいいとつくづく思うのだ。
漢方治療では
不安感というのは、中医学的に言うと色々な不足からおこる感情。
やはり、気血水のバランスの乱れや五臓六腑の乱れが原因。
○血が足りない事による精神不安定
日頃きちんと食事をとっていないなどの養生不足や、頭や目を酷使することが長時間続くと、血虚(けっきょ)という症状となる。中医学では、精神安定には血がとても重要な役割を補っている。
貧血、肌が青白い、肌ががさがさしている、ふらつきやめまいがする。髪の毛がぱさぱさなどの症状。
○津液不足(水)が足りない。
津液は体の大事な潤いの成分。
津液は、脳を滋養する。
体質やいつも12時過ぎに寝る、夜更かしが多いなどの津液を消耗する行為を長くしていると体に「ほてり」感が出る。微熱が夜になると出るのもおなじ。
手足が火照る。体が火照る。ほてり感が出ている人で不安神経症(パニック障害)はこの水が足りないことによっておこる。
○体に悪い湿気が溜まっている。
この湿が溜まっている事によって不安が出る場合。
舌苔が沢山生えている人は、この「湿」が体に溜まっている状態。
この湿がたまっていると、常に体におもしがのっているような気分になり落ち込みやすい。
精神的に暗くなる、だるい、吐気、めまい。
○五臓六腑の乱れ
「腎」 (西洋の腎臓とは意味がちがう)
腎は恐れ という感情をつかさどる。
腎は夜の臓器、遺伝で弱い場合もある。
寝不足や徹夜などの養生不足から簡単に弱ってバランスくずす場合もある。
不安神経症(パニック障害)の症状の1つ、耳鳴り、頻尿。
これも腎が弱っている状態
○「心」(西洋の心臓とは意味が違う)
精神状態のバランスをとるためのこころ。
「心」が弱ると不眠、寝つきが悪い、よく夢を見る
息苦しさ、動悸など。
ストレスが強いと
●血を消耗する
●津液を消耗する
●腎を弱らせ、精神維持のための大事な物質「精」を消耗する
●心に負担をかけ弱らせる。
介護が終わってからの精神不安定は漢方治療で一掃された。
認知症の精神障害の一部も漢方で和らぐことができると
確信している。
父も脱水をよく起こしたけれど、水分が十分に補給されると
幻視もなく、つややかになり、落ち着いていた。
胃ろうになり栄養補給が順調なときはほんとうに穏やかだった。
不安にかられていた初期のころ、もっとこういう知識があったなら、
毎日の生活でバランス良い状態を作って薬ばかりに頼らない
状態を作ってあげられたのにと、つくづく思った。
まあ、これで全てが解決するわけではないけれど、落ち着かない
お年寄りをかかえている方がいたら、ほかに疾病がないのなら
漢方クリニックの門をくぐってみるのもひとつの方法と、伝えたい。
父の声、いまだに耳からはなれない。
「なんだかわからないけど、やる気がおきないんだよ、こんなのはじめてだ」
フラワーエッセンスもかなり良い。
それはまたこの次に。
母は厳しく父は優しく、で大事に大事にされてた。
だから苦労をしたことがない。
いい意味でも悪い意味でも苦労知らずの世間知らずのおばんである。
50を過ぎて(とっくにだけど)まわりに「うつ病」の人が増えた。
介護中は私もうつで治療寸前だった。
介護じゃなくても今は気分が落ち込むと「うつ」だと皆言う。
高校生のときに「過呼吸」を経験。
トップクラスの集まる高校に進学してそのプレッシャーに
負けそうになり必死だったころ。
当時は過呼吸なんていうのも聞かないし、パニック障害も聞かなかった。
付けられた病名は「心臓神経症」
20代になって十二指腸潰瘍をやった。
これもストレス性。
元気で子育て没頭した30代はちょいと腫瘍がみつかって
手術した。これもストレス?
40代で忙しくボランティア活動してたら、突然
ふってわいたように心臓が怪しくなり
検査したけど心臓は問題なし。
病名は「パニック障害」
地下鉄に乗れなかったのだ。
自己暗示で回復。
父の介護中にやはり腫瘍マーカーにひっかかり、
これもストレスが大きく影響していると言われた。
現在は問題なし。
結論。ストレスに弱いおばんということだ。
ストレスに打ち勝つにはどうしたらいいのか。
負のスパイラルに陥ったらどうやって、這い上がればいいのだろうか。
認知症における「うつ」の状態も高齢になって、体調管理のできない、
精神管理のできなくなった自分への不安からストレスが過剰になっている
と思うのだが、医師はすぐに抗うつ剤を出す。
抗うつ剤も使い方に気をつけなければいけないから、高齢者には
やさしい漢方がいいとつくづく思うのだ。
漢方治療では
不安感というのは、中医学的に言うと色々な不足からおこる感情。
やはり、気血水のバランスの乱れや五臓六腑の乱れが原因。
○血が足りない事による精神不安定
日頃きちんと食事をとっていないなどの養生不足や、頭や目を酷使することが長時間続くと、血虚(けっきょ)という症状となる。中医学では、精神安定には血がとても重要な役割を補っている。
貧血、肌が青白い、肌ががさがさしている、ふらつきやめまいがする。髪の毛がぱさぱさなどの症状。
○津液不足(水)が足りない。
津液は体の大事な潤いの成分。
津液は、脳を滋養する。
体質やいつも12時過ぎに寝る、夜更かしが多いなどの津液を消耗する行為を長くしていると体に「ほてり」感が出る。微熱が夜になると出るのもおなじ。
手足が火照る。体が火照る。ほてり感が出ている人で不安神経症(パニック障害)はこの水が足りないことによっておこる。
○体に悪い湿気が溜まっている。
この湿が溜まっている事によって不安が出る場合。
舌苔が沢山生えている人は、この「湿」が体に溜まっている状態。
この湿がたまっていると、常に体におもしがのっているような気分になり落ち込みやすい。
精神的に暗くなる、だるい、吐気、めまい。
○五臓六腑の乱れ
「腎」 (西洋の腎臓とは意味がちがう)
腎は恐れ という感情をつかさどる。
腎は夜の臓器、遺伝で弱い場合もある。
寝不足や徹夜などの養生不足から簡単に弱ってバランスくずす場合もある。
不安神経症(パニック障害)の症状の1つ、耳鳴り、頻尿。
これも腎が弱っている状態
○「心」(西洋の心臓とは意味が違う)
精神状態のバランスをとるためのこころ。
「心」が弱ると不眠、寝つきが悪い、よく夢を見る
息苦しさ、動悸など。
ストレスが強いと
●血を消耗する
●津液を消耗する
●腎を弱らせ、精神維持のための大事な物質「精」を消耗する
●心に負担をかけ弱らせる。
介護が終わってからの精神不安定は漢方治療で一掃された。
認知症の精神障害の一部も漢方で和らぐことができると
確信している。
父も脱水をよく起こしたけれど、水分が十分に補給されると
幻視もなく、つややかになり、落ち着いていた。
胃ろうになり栄養補給が順調なときはほんとうに穏やかだった。
不安にかられていた初期のころ、もっとこういう知識があったなら、
毎日の生活でバランス良い状態を作って薬ばかりに頼らない
状態を作ってあげられたのにと、つくづく思った。
まあ、これで全てが解決するわけではないけれど、落ち着かない
お年寄りをかかえている方がいたら、ほかに疾病がないのなら
漢方クリニックの門をくぐってみるのもひとつの方法と、伝えたい。
父の声、いまだに耳からはなれない。
「なんだかわからないけど、やる気がおきないんだよ、こんなのはじめてだ」
フラワーエッセンスもかなり良い。
それはまたこの次に。
by ygracia
| 2007-11-07 21:05
| 今日のお話